このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2014/12/15

FDAが転移性NSCLCを対象にramucirumabの適応拡大を承認

八倉巻尚子=医学ライター

 米国食品医薬品局(FDA)は、転移性非小細胞肺癌(NSCLC)の治療薬として、抗VEGF受容体2抗体製剤ramucirumabの適応拡大を承認したと、12月12日に発表した。プラチナ系抗癌剤を用いた化学療法で増悪した患者に対し、ドセタキセルとの併用で投与される。

 今回の承認で、ramucirumabの適応は3つ目となる。今年4月21日に進行胃・胃食道接合部腺癌を対象にramucirumabの単剤療法が承認された。11月5日には進行胃・胃食道接合部腺癌を対象にパクリタキセルとの併用療法で承認を得ている。

 転移性NSCLC患者に対するramucirumabとドセタキセル併用療法の承認は、治療歴がある1253人を対象とした臨床試験に基づく。患者をramucirumab+ドセタキセル群とプラセボ+ドセタキセル群にランダム化して、病勢進行もしくは認容できない副作用の発現まで投与を継続した。

 試験の結果、主要評価項目である全生存期間(OS)の中央値は、ramucirumab+ドセタキセル群では10.5カ月、プラセボ+ドセタキセル群では9.1カ月で、死亡リスクは有意に14%低下した。

 ramucirumab+ドセタキセル群で認められた主な副作用は、好中球減少症、疲労感、口内炎であった。またramucirumabでは、重篤な出血、血栓、血圧上昇、創傷治癒遅延の可能性が示唆されている。

 FDAはこのramucirumabの申請について優先審査プログラムで審査した。米国National Cancer Instituteによれば、2014年に肺癌と新規診断されたのは22万4210、肺癌による死亡は15万9260人と推定されている。

この記事を友達に伝える印刷用ページ