このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2014/9/17

転移性大腸癌に対する第2選択療法としてのramucirumab+FOLFIRIは患者に生存利益をもたらす

大西淳子=医学ジャーナリスト

 米Eli Lilly社は、2014年9月12日、第1選択療法が奏効しなかった転移性大腸癌患者にramucirumabと化学療法を併用したフェーズ3 RAISE試験で、主要エンドポイントを達成したと発表した。

 この国際的な二重盲検の無作為化試験は、ベバシズマブ、オキサリプラチン、フルオロピリミジンを用いた第1選択療法中、または治療終了後に進行を見た患者を登録し、第2選択療法としてramucirumab+FOLFIRI(イリノテカン、フォリン酸、5-フルオロウラシル)、または、偽薬+FOLFIRIのいずれかに割り付けて投与したもの。2010年に始まった試験には、26カ国で1000人を超える患者が登録された。主要評価項目は全生存期間に、副次的評価項目は無増悪生存期間に設定されており、いずれもramucirumab群の方が有意に長かった。

 Ramucirumab群に多く見られた有害事象は、好中球減少症、疲労、高血圧、下痢などだった。

 Ramucirumabは、血管内皮細胞増殖因子受容体(VEGFR)-2の細胞外ドメインを標的とするヒトIgG1モノクローナル抗体製剤で、VEGFリガンドであるVEGF-A、VAGF-C、VEGF-Dの結合を阻止し、血管新生を阻害する。

 大腸癌の治療は近年進歩しているが、第2選択薬を必要とする患者は今も、生存利益が得られる選択肢を求めている。

 同社は2015年に、RAISE試験のデータを学会発表する計画だ。また、2015年前半には承認申請に取りかかる予定だという。

この記事を友達に伝える印刷用ページ