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2014/9/8

HER2陽性乳癌のファーストラインでトラスツズマブとエリブリン併用はトラスツズマブ投与経験に関係なく有効な可能性【ASCO Breast2014】

横山勇生

 HER2陽性の転移を有する乳癌に対してファーストラインとしてトラスツズマブとエリブリンを併用投与することは、トラスツズマブの投与経験の有無に関係なく有効で忍容性のある可能性が明らかとなった。フェーズ2試験の前もって規定されていた解析で示されたもの。9月4日から6日までサンフランシスコで開催されたBreast Cancer Symposium(ASCO Breast2014)で、米Baylor Charles A. Sammons Cancer CenterのJoyce O'Shaughnessy氏によって発表された。

 フェーズ2試験は、単群試験で、HER2陽性の転移を有する乳癌患者で転移乳癌に対して化学療法歴のない患者を対象に、21日間を1サイクルとして、1日目と8日目にエリブリン1.4mg/m2、1日目にトラスツズマブ(1回目は8mg/kg、その後は6mg/kg)を投与した。トラスツズマブ投与の経験の有無で分けて奏効率、無増悪生存期間(PFS)、忍容性について評価が行われた。

 52人がエリブリンとトラスツズマブの併用を受けた。平均年齢は59歳だった。40%にあたる21人が術前療法または術後補助療法としてトラスツズマブを投与された経験があった。術後補助療法終了から、転移乳癌に対してエリブリンとトラスツズマブの併用療法を受けるまでの期間の中央値は23カ月だった。

 トラスツズマブの投与経験のある患者の奏効率は61.9%、臨床利益率は81.0%、PFS中央値は11.5カ月、奏効期間中央値は9.5カ月。一方、トラスツズマブの投与経験のない患者の奏効率は77.4%、臨床利益率は87.1%、PFS中央値は12.2カ月、奏効期間中央値は11.8カ月で、奏効率は投与経験のない患者で高いものの、他は経験のある患者と概ね同等だった。

 トラスツズマブの投与経験のある患者のグレード3以上4の副作用は76.2%、治療関連副作用は100%、投与中止になった副作用は23.8%。トラスツズマブの投与経験のない患者のグレード3以上の副作用は67.7%、治療関連副作用は100%、投与中止になった副作用は19.4%で同等だった。

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