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2014/5/26

転移を有する去勢抵抗性前立腺癌患者を対象に免疫療法DCVAC/PCaのフェーズ3試験が始動

森下紀代美=医学ライター

 チェコ共和国のPPFグループが所有するバイオテクノロジー企業、SOTIO社は、5月22日、転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者を対象として、個々の患者の樹状細胞を利用する免疫療法「DCVAC/PCa」を検討する国際的なフェーズ3試験(SP005 VIABLE、以下VIABLE)に、最初の患者が登録されたと発表した。

 DCVAC/PCaでは、患者自身の樹状細胞を利用し、体内の癌抗原に対する免疫応答を誘導する。SOTIO社が臨床的な評価を行う初の治療法である。フェーズ1、2試験では、さまざまな病期の前立腺癌患者数百人において、その後の臨床試験の根拠となる有望な予備的な結果が得られている。

 VIABLE試験は、mCRPCでファーストライン治療の化学療法に適格とされる患者を対象として、化学療法の付加療法としてDCVAC/PCaの有効性と安全性を評価する、ランダム化、二重盲検、多施設共同の並行群間比較試験。全生存期間(OS)に基づき、化学療法+DCVAC/PCaと化学療法+プラセボを比較する。

 同試験の最初の患者は、Hungarian Army Medical Centerで登録された。患者の募集は、欧州を中心に、ロシア、トルコ、米国など20カ国の医療機関を通して行われる。各国で患者の募集が開始されており、SOTIO社は合計で約1170人の前立腺癌患者を登録することを目標としている。

 同社のChief Scientific OfficerであるRadek Spisek氏は、「化学療法は腫瘍細胞の量を減らし、DCVAC/PCaによる癌免疫療法は多くの癌抗原に対する免疫応答を誘導し、腫瘍細胞の増殖をコントロールすると考えられる。VIABLE試験は、2つの治療法の併用により相乗作用が得られ、生存期間の延長につながるとする仮定を検証するもの」と説明した。

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