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2014/3/17

自治医科大学の非ホジキンリンパ腫を対象としたCD19抗原特異的キメラ抗原受容体遺伝子治療の臨床研究計画が了承

加藤勇治

 タカラバイオは、3月13日、自治医科大学附属病院が実施することを予定している、非ホジキンリンパ腫に対するCD19抗原特異的キメラ抗原受容体遺伝子治療の臨床研究実施計画が了承されたと発表した。この厚生労働省からの通知を受け、倫理審査などを経て研究が開始される予定だ。

 キメラ抗原受容体(CAR)遺伝子治療は、患者の血液から採取したリンパ球にCD19抗原を特異的に認識するキメラ抗原受容体遺伝子を導入し、培養した後に体内に注入する治療だ。抗体をコードする遺伝子のうち、CD19抗原を認識する部分とT細胞受容体由来の部分をつなげて導入する。T細胞受容体と異なり、CARはHLAの型に制限されることなく癌抗原を認識できることが明らかにされているため、患者のHLAの型に関係なく治療の対象となる。

  今回、自治医科大学附属病院血液科で行われることが了承されたのは、CD19抗原陽性の難治性非ホジキンリンパ腫に対するCAR遺伝子治療だ。主要評価項目は安全性で、副次評価項目には腫瘍縮小効果などを設定した。

 目標症例数は6例から最大18例としており、試験は今年4月から3年間を予定している。

 海外では、悪性リンパ腫、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病などを対象としたCAR遺伝子治療が多数実施されている。米Memorial Sloan-Kettering Cancer Center(MSKCC)でも行われており、高い効果を示す結果が報告されている。タカラバイオはMSKCCからMSKCCが用いたベクターを今回の臨床研究に使用する権利を取得しており、タカラバイオが保有する遺伝子導入技術を活用してCAR遺伝子導入リンパ球の調製にかかわることになっている。

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