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2011/6/14

胃がん検診受診率50%を「達成できると思う」自治体はわずか1.5%にとどまる

佐原加奈子

 がん対策推進基本計画に掲げられている「5年以内にがん検診の受診率を50%」という目標を「達成できると思う」自治体は、わずか1.5%にとどまることが明らかになった。NPO法人胃がん予知・診断・治療研究機構が全国1750市区町村を対象に実施したアンケートの結果で、同機構が6月10日に発表した。
 
 調査は全国1750の市区町村のがん検診担当者(厚生労働省のホームページよりリストアップ)を対象に、今年3月に郵送で調査を送付し、860の回答を得た(回収率は49.1%)。

 まず、がん対策推進基本計画に掲げられている「5年以内にがん検診の受診率を50%」という目標について、達成できるかどうかを聞いたところ、「達成できると思う」と答えた自治体は13(1.5%)にとどまる一方、「達成できないと思う」が581件(67.6%)に上った。「なんとも言えない」が263件(30.6%)、無回答3件(0.3%)だった。

 受診率が上がらない要因は、「受診者が『受けよう』という気持ちにならないこと」がトップで637件(74.1%)、次いで「検査方法がバリウムのX線検査に限定されていること」が416件(48.4%)だった。なお、検査方法がバリウムによるX線検査(集団・個別を問わず)に限定されている自治体は691件(80.3%)だった。バリウム検査の問題点については、「飲むのが苦手、ローリングが苦手という人が多い」が約9割を占めた。
 
 また、ピロリ菌感染の有無と、胃粘膜の萎縮度(ペプシノゲン)を採血検査で判断することで、胃がんのリスクを判定する新しい検診法である「ABC検診」を知っているかを尋ねたところ、「知っている」は168件(19.5%)にとどまり、ABC検診の認知度はまだ低いことが明らかになった。さらに、ABC検診について「聞いたことはあるが詳しくは知らない」(426件、49.5%)、「知らなかった」(262件、30.5%)と答えた人に、ABC検診は食事制限もなく血液検査で済むことなどを知らせたところ、ABC検診にすれば「受診率が上がると思う」との回答は326件(37.9%)、「ABC検診の導入を検討してみたい」と答えた自治体は98件(11.4%)だった。 

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