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2011/5/31

イーライリリーががん患者の絵画・写真コンテスト受賞式を初開催

福島安紀=医療ライター

グランプリ、特別賞の受賞者たち。全員が、自身や大事な家族ががんになった「私の物語」を発表した。

 日本イーライリリーは、5月27日、がんの患者とその家族を対象にした絵画・写真コンテスト「第1回リリー・オンコロジー・オン・キャンパス『がんと生きる、わたしの物語』」の受賞式を東京都千代田区で開催した。

 同コンテストの開催は、同社が推進しているがん患者・家族支援活動の一環で、がんと共に生きる経験を共有し、出品者自身、そしてほかのがん患者の生きる励みになることを目指している。応募資格は日本国内在住20歳以上で、がんと診断された人とその家族、友人。

絵画部門のグランプリには「前立腺がん治療闘病中の自画像」を描いた千葉県在住の戸倉基氏(右)が輝いた。日本イーライリリー代表執行役社長のアルフォンゾ・G・ズルエッタ氏から賞状を受け取った。

 同社は、本社のあるアメリカで2004年から隔年で同様のコンテストを実施しているが、日本では今回が初開催。絵画部門、写真部門合わせて60点の応募があり、2人がグランプリ(各部門1人)、4人が特別賞(各部門2人)を受賞した。

 絵画や写真の作品には、出品者自身の経験や考えに基づき、「がんと共に生きる」ことについてエッセイが添えられた。受賞者を決めるに当たっては、絵画や写真の芸術面での評価に加え、エッセイに物語性が感じられるかが大きなポイントとなったという。

受賞の喜びを語る写真部門グランプリの鈴木明子氏(左から2人目)。

 写真部門のグランプリは東京都在住の鈴木明子氏。30年の人生最大の危機=脱毛という副作用を前に頭を丸めた写真「わたしのターニングポイント」を出品した鈴木氏は、「私は末期がん患者で、今日も来られるかどうか心配でしたが、何とか会場に足を運ぶことができた。この先のことを考えると、どうなるか分からないが、苦しいときはいろんな人に泣いて助けてもらって、1歩1歩また新しい治療を受けて、私の物語を築き上げていきたい」と、受賞の感想を話した。
 
 また、コンテストの審査員・広報大使を務めた写真家の荒多恵子氏は、7年前に自身も乳がんを受けた体験から、次のように述べた。「絵や写真は、病気を忘れさせ心を解放する。私も自分の心を開放しながらこれからも表現者として、いろいろな方と巡り合って生きていきたい。皆様もまた一緒に1歩ずつ進んで行きましょう」

 同コンテストは今後、毎年開催され、今秋にも第2回のコンテストに向けた作品の募集が行われる予定だ。

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