もっと知る腎がん

初期症状と検査

初期症状と検査

 腎細胞がんは、早期の段階ではあまり症状がありません。また、血液検査などで早期の腎細胞がんを発見することもできません。このため、早期の腎細胞がんを見つけるには、検診や人間ドックなどで積極的に検査を受けることが必要です。症状がない段階で、超音波検査などで偶発的に発見される腎細胞がんは、比較的小さながんなので、予後も良好です。一方、血尿、腹部のしこり、わき腹の痛みなどが続く場合は、すでにがんが進行している可能性が高いといえます。

 腎細胞がんに特有の血液検査マーカーは現在のところありません。また、検尿で尿中に血液が出ていないかどうかを検査する方法について有効性が検討されましたが、腎細胞がんの発見には役に立たないという報告がほとんどでした。早期に発見するには超音波検査やCTなどの画像検査を受ける必要があります。

 腎細胞がんが疑われると、超音波検査、CT、MRIなどの画像検査を行います。まずは、侵襲のない超音波検査でがんがあるかどうかスクリーニング検査を行います。

 CT検査では腹部の断層画像が得られます。マルチスライスCTは一度に複数の断面が得られるのが特徴で、さまざまな位置の断面画像が得られます。多くの場合は造影剤を静脈に注射して行います。CTによって良性悪性の鑑別や腫瘍の進展度診断などを行うこともでき、腎細胞がんの確定診断がほぼできます。CTで確定診断ができない場合などでは、MRI検査を行います。

(2012年2月1日更新)