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腎細胞がんの治療のアルゴリズム(薬物療法など)

腎細胞がんの治療のアルゴリズム(薬物療法など)

 Gerota筋膜(ゲロタ筋膜;腎臓、副腎、腎周囲脂肪織を覆っている膜)を超えてがんが進展してしまった場合や、リンパ節や他の臓器に遠隔転移が見られた場合(ステージIV)には、手術以外の治療が選択肢になる場合があります。

 腎細胞がんの治療の基本はがんの切除であり、がんが腎臓にだけにとどまってリンパ節転移や遠隔転移がない場合は(ステージI、II)腎摘除術が基本ですが、がんが小さい場合は腎部分切除術も行われます。がんが腎静脈や下大静脈へ進展している場合やリンパ節に転移している場合でも(ステージIII)、可能ならば手術によって腎臓を摘出し、下大静脈へ進展したがんを摘除する腫瘍塞栓摘除術やリンパ節郭清術(がんがあると思われるリンパ節を摘除すること)を行います。

 また、ステージIVであっても、腎臓から進展したがんや他の臓器に転移したがんを可能な限り取り除くため、がんの減らすことを目的に(腫瘍減量術)、手術が選択される場合があります。

 しかし、手術によるがんの切除が難しい場合には、がんが大きくなることを防ぐためや痛みを和らげるために、薬物療法や放射線治療も選択肢となります。

 腎細胞がんを治療する際のアルゴリズム(手順)は、「これから手術を受ける方へ」の項で示した図のとおりです。

(*クリックすると拡大表示されます)

(2012年2月1日更新)