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 このほか、の下の表に示したようにCAF( またはFAC)、FEC、CEFなどの併用療法があります。これらは全て標準治療です。

 いずれの併用療法も、薬の投与量や投与期間・タイミング(投与サイクル)が、標準治療として推奨されている基準と異なる場合、十分な効果が期待できないことがあります。抗がん薬療法を受けるときは、投与される薬の量や投与サイクルも重要であることを覚えておきましょう。

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リンパ節転移にはアントラ+タキサン

 アントラサイクリン系の抗がん薬と並んで治療によく使われるのは、タキサン系の抗がん薬(ドセタキセル、パクリタキセル)です。

 リンパ節転移のある乳がんには、術後、アントラサイクリン系とタキサン系の抗がん薬を順次、もしくは同時に併用することが、日本の『乳癌診療ガイドライン』で推奨されます(推奨グレードA)。併用することで、再発抑制の効果が高まることが科学的に示されています。

 リンパ節への転移がない乳がんに対しても、腫瘍径が大きいなど、再発リスクが高いと判断される場合には、タキサン系を追加することで予後を改善できる可能性が示されています(推奨グレードC1)。

 ただし、アントラサイクリン系やタキサン系の抗がん薬を用いた治療は、副作用が強く出る傾向にあります。そのため、副作用が生じたときの対応や、治療前の準備について、医師と十分に話し合い、納得した上で治療を受けることが重要です。