乳がん百科TOPページ

 がん相談支援センターに寄せられる相談で、最も多いのが「治療」に関連する内容です。

 医療機関選びでは「どの病院を受診したらいいか」「希望の治療を受けられる病院は?」といった質問に対して、情報提供を行います。

 ほかに「これから治療を始める人では、治療そのものが不安ということが多いため、標準治療の流れなどを説明します。またセカンドオピニオンの取り方、脱毛などの抗がん薬の副作用にどう備えるかといった点も、疑問や要望に応じてアドバイスをします」(大沢さん)。

 ただし注意したいのは、相談員は「医師の代わりはできない」ということ。「相談員は、相談者にとっての最適な治療法を決めることはできません。治療方針や治療の詳細は、主治医に聞くのが基本。主治医にうまく質問できない場合は、何をどう聞けばいいのかアドバイスします」(樋口さん)。

治療の内容に合わせて生活面のフォローも

 治療中の「生活」についての悩みも少なくありません。休職の必要性や職場復帰のタイミングについては「治療方針が決まれば、治療に合わせて有給を取得するなどし、働き続ける人は少なくありません」と樋口さん。治療の期間や心身への影響をよく理解して、計画を立てるのが大事、と話します。

 また子育て中の人で、入院中に育児を頼める人がいないなどのケースでは「必要な保護期間や子供の年齢や状況によって、市町村の子育て支援などの部署ではなく児童相談所が相談先になる場合もあり、患者さんの住所を管轄する緊急一時保育・保護の相談先を紹介する」(大沢さん)など、安心して治療を続けられる環境づくりをサポートします。