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 リンパ節郭清を行った場合は、肩や腕が動かしにくくなるのを防ぐために、早期からのリハビリテーションがすすめられます。リンパ液の流れが悪くなるのに加え、傷のつっぱりが気になって肩や腕を動かさないでいると、肩関節の動きが制限される「拘縮(こうしゅく)」が起きることがあるからです。

 術後何日目から行うべきかについては、手術の翌日くらいから行うほうがいいとする考え方と、手術後1週間くらいたってからのほうがいいという考え方があるようです。いずれにしても、傷の状態や体調の回復にあわせて、理学療法士や看護師の指導の下、軽い動作のリハビリテーションから始めます。

 センチネルリンパ節生検のみですんだ場合、基本的にリハビリテーションは必要とされません。ただしセンチネルリンパ節生検のみで、わきの下のリンパ節までは切除していない人でも、約3割がリンパ浮腫を経験したという報告もあります。リハビリテーションの動作を日常的に心がけたほうがいいでしょう。併せて、「リンパ浮腫予防のために日常的に行いたいこと」も参考にしてください。

痛みの症状は徐々に緩和

 このほかの手術後の副作用としては、「術後の痛み」があります。

 多くの場合は数カ月で和らぎますが、日常生活に支障を来す痛みが継続するときは、我慢しないで麻酔科やペインクリニックに相談を。

(2013年2月8日更新)