みなさんこんにちは、Cadetto.jp管理人の増谷です。先日、奄美大島の砂浜で、水着姿の若手医師と医学生が、脾臓を打診し合うという、珍しい光景を目撃しました。

 これは、10月10日〜12日に開催された、「医の原点」と身体診察を学ぶ合宿企画「Japan Physical Club(ジャパンフィジカルクラブ) 2015 in Amami」(以下、JPC2015)の一場面。医療法人徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター長の平島修氏が中心となって開催されました。

 平島氏は、「JPC2015は、大阪府堺市の堺病院(現・堺市立総合医療センター)で立ち上げた、身体診察を学ぶ院内の“部活動”の集大成」と話します(関連記事)。日本全国から、100人を超える若手医師と医学生が集まり、身体診察の講義あり、JPC参加者と住民が一緒に「医療」と「命」を考える企画ありの2泊3日! 冒頭の砂浜でのシーンは、平島氏による脾臓の身体所見の取り方の講義中だったというわけです。

 会の冒頭には佐田竜一氏(亀田総合病院総合内科)が「JPCで学ぶことを100%吸収するためのテクニック」、片岡裕貴氏(兵庫県立兵庫総合医療センター呼吸器内科)がEBMにおけるグレードシステムの解説を兼ねながら「フィジカルのアウトカムとは?」というテーマで講演。参加者たちがJPC2015での学びを余すところなく身に付けられるよう、最初に講義の受け方や考え方について説明を受けます。

 その後は、忽那賢志氏(国立国際医療研究センター国際感染症センター)や北和也氏(やわらぎクリニック[奈良県三郷町])による臨床推論、歌手BABYMETALの「リンリンリン!」とともに入場してきた須藤博氏(大船中央病院内科)による「フィジカルの学び方」、百武威氏(星ヶ丘医療センター呼吸器外科)による「GBMパール」、Skypeで遠隔参加した徳田安春氏(地域医療機能推進機構[JCHO]本部)による「腹部の身体所見」、「日本一フットワークの軽い副院長」と評される水田博之氏(徳之島徳洲会病院副院長)による「離島医療の魅力」、原純氏(県立大島病院救命救急センター)による「奄美大島にドクターヘリを呼ぶ話」、小田切幸平氏(名瀬徳洲会病院産婦人科)による「総合格闘技としての産婦人科診療」などなど、医療の第一線で働く医師が勢ぞろいし、盛りだくさんの内容となりました。

(左)3択問題。「Aだと思う人は右手、Bだと思う人は左手、Cだと思う人はラグビー日本代表の“五郎丸ポーズ”をしてください」。(右)「身体診察の部屋」から遠隔参加した徳田安春氏。