みなさんこんにちは、Cadetto.jp管理人の増谷です。「禁煙はすべきだと思うが、禁煙外来に通うのはおっくう」「会社の健康診断で尿酸値が高いと言われたが、医療機関に行く時間がなかなか取れない」――。こうした事情で、自らの健康問題を先送りにする人は多いのではないでしょうか。今回は、遠隔診療サービス「ポートメディカル」でこうした課題を解決しようとするポート(東京都新宿区)社長の春日博文氏と、ポートメディカル医学監修担当の五十嵐健祐氏(お茶の水内科[東京都千代田区]院長)に話を聞きました。

 ポートメディカルは、診断、処方、薬剤の配送までをインターネット上で手配できる遠隔診療サービス。診療の対象となるのは、血圧が高い人や尿酸値が高い人、コレステロール値が高い人など10カテゴリーとなります。

ポートメディカルの対象となる10カテゴリー

 例えば、高血圧の人の診療は以下の通り。まず、高血圧の可能性がある人や診断を受けた人が、お薬手帳や健康診断書、家庭血圧のデータなど血圧が分かるものを写真で送信します。提携医師がそのデータを見て高血圧であると判断すれば、改善のアドバイスをメッセージで送信し、同時に適切な薬剤を処方します。写真の送信やメッセージのやりとりは、LINEやFacebook、メールなどの中から自分が使いやすいものを選択可能。気になることがあれば、医師とメッセージをやりとりし、質問や相談を行えます。薬剤は院内処方後に郵送する形を取り、クレジットカード決済が完了すれば数日で配送されるといいます。

 患者がポートメディカルを使うメリットとして両氏は、(1)交通費や待ち時間が掛からないこと、(2)医師と対面ではないので相談しやすいこと、(3)本人が慣れ親しんでいるツールでサービスを利用できることを挙げます。また五十嵐氏は、日頃の診療の実感として、患者の治療継続にも寄与できると考えています。「高血圧や脂質異常症は自覚症状もほとんどないので通院を継続するモチベーションが低くなりがち。多忙などを理由に、手元の薬剤がなくなってもすぐには医療機関に来れないことが多い。しかしこれが続いてコントロール不良になれば心筋梗塞や脳卒中などの重大疾患につながりかねない。通院の負担が減ることには大きな意味がある」(五十嵐氏)。