人の心を開く信次郎の「攻める問診」に注目
 じょごの火ぶくれを見て、信次郎は治療したくてうずうず。初めはかたくなに治療を拒むじょごですが、信次郎の粘り強い説得で心を開き始めます。じょごの夫の重蔵(武田真治)は、働き者のじょごに仕事を任せっきりにし、愛人宅に入り浸る男でした。愛人宅へ迎えに行ったところで夫に人三化七と罵られたじょごに、「まずは顔の傷を治すことが、顔のことを言い募る亭主への逆襲につながる」と説く信次郎。その言葉を信じてみることにした。じょごは、信次郎の真似をして自分で薬草畑を作り上げるなど、医学への興味を示して成長していきます。

信次郎の説得に心を開き、顔の火ぶくれの治療を受けるじょご(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

 こうした人間模様に加え、やくざの殴り込みや男子禁制の東慶寺で修行する女性おゆき(神野三鈴)の妊娠騒動など、さまざまなトラブルが起こります。特におゆきの妊娠騒動では、東慶寺の女性たちが見守る中、信次郎が医師として大舞台の上で公開問診を実施する騒ぎへと発展。信次郎の“攻める問診”が見られます。離婚調停人の経験を通じ、信次郎が人として医師として成長する過程も描かれます。

 東慶寺の映像は、トム・クルーズ主演の映画『ラスト サムライ』の舞台にもなった兵庫県姫路市の書寫山圓教寺で撮影。その荘厳な美しさも見どころです。

2015年5月16日(土)全国ロードショー

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