感覚をフル活用する医師たち、ついに嗅覚も動員
 「医師は五感をフル活用する」とはよくいわれますが、嗅覚の知見はあまり聞きません。この論文は、小児消化器病棟に勤務する看護師に、生後0〜18カ月の小児23人から得られた下痢便検体を、においだけでロタウイルスかどうか判断させたというもの。結果、便検体33のうち69%をロタウイルス感染症かどうか正しく同定できたそう。石井氏は、「嗅覚は普段あまり意識することがないが、『なんとなく酸っぱいにおいがするな』とかなんとなく考えていることはあるはず。それを実際に研究してみた例」と解説。米田氏は、「線虫が1滴の尿で癌を高感度に検出できるという話もあったし、においで疾患が分かるというのはよくあるのかもしれない」と、嗅覚の可能性について語りました(こんな関連記事も。「日本版・癌探知犬、探知率はほぼ100%」)。

デカ○タCの瓶の上には「尻餅」をつかないよう注意が必要
 最後に紹介したのは、胴体を切断したペットボトルの上にお風呂場で「尻餅」をついてしまい、肛門に挿入してしまった男性の報告です。消化器外科医の石井氏も、2〜3カ月に一度はこうした経肛門直腸異物の症例に遭遇するのだとか。「肛門括約筋が締まる力はかなり強く、4cmくらいまでしか開かない。なので、オ○ナミンCの瓶ならなんとかなるけど、デ○ビタCの瓶は難しい」と注意を呼び掛けました。また、石井氏の経験上、ほとんどの患者が「座ったらそこにあったものが入った」と言うそう(関連記事→みんな「座ったらそこにあったものが入った」と言うんですね…)。

 石井氏が「過去の事例を調べてみたら、水晶玉が入ってしまった例で、全身麻酔下で吸引分娩器を用いて摘出したという報告があり、それが一番衝撃的だった」と語ると、会場は大盛り上がり。医師間でも話題が尽きない(?)経肛門直腸異物は、非医療者にも“鉄板ネタ”として通じるのかもしれません。

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