日本は連日猛暑に見舞われていますが、みなさんお元気ですか?今回は、こんな暑い日にぴったりのゾクゾクするようなSF映画を紹介します。人類の脳の謎をテーマにしたアクション・エンターテインメントです。

8月29日に公開される映画『LUCY/ルーシー』 (c)2014 Universal Pictures

 書店には「脳トレ」など「脳を活性化させる」とうたう書籍が並び、テレビでは脳科学者がヒトの情動を科学的に語る――。多くの人々の興味を引きつける「脳」。研究は日々進んでいますが、まだまだ分からないことがたくさんある臓器です。ところで、「人類の脳は10%しか機能していない」という仮説を聞いたことはないでしょうか。8月29日に公開となる『LUCY/ルーシー』のテーマがまさにこれ。「10%しか機能していない脳が100%覚醒したら…?」というストーリーが進んでいきます。

 現在ではこの仮説を間違いとする考えもありますが、脳科学者の中野信子氏は「人類の脳には、普段はあまり働いていない部分が存在することは事実です。使用されていない脳の領域に着眼点を置いて描かれた本作は、人間の脳の可能性を感じさせてくれます」というコメントを寄せています。中野氏によれば、人間は力を発揮したいときのために普段は脳の機能に制限をかけていると考えられるのだとか。「実際に、アクシデントが起きたことで脳の制御が外れ、高度な運動能力や絶対音感などの才能を開花させた事例も確認されている」(中野氏)そうで、脳の無限の可能性を感じます。

 ストーリーは、ごく普通の生活を送っていた主人公「ルーシー」の脳が、あるアクシデントにより覚醒し、人間離れした能力を次々と手に入れていくというもの。監督・脚本は『ニキータ』のアンヌ・パリローや『レオン』のナタリー・ポートマン、『フィフス・エレメント』のミラ・ジョヴォヴィッチなど映画史上に名を残すヒロインを生み出してきたリュック・ベッソンです。

マフィアのボス役のチェ・ミンシク(左)と、脳科学者を演じるモーガン・フリーマン (c)2014 Universal Pictures

 彼の16作目となる長編監督作でヒロインのルーシーを熱演するのは、米国の男性誌「Esquire」に「世界一セクシーな女性」として2度選出され、『アベンジャーズ』シリーズで一躍トップ女優となったスカーレット・ヨハンソン。ルーシーが助けを求める脳科学者のノーマン教授を演じるのは、『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した名優モーガン・フリーマンが演じます。ルーシーを執拗に追うマフィアのボス役は『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクです。