審査員賞は「みんなのガン緩和ネット」と「医者デリ」
 各審査員が選ぶ審査員賞のうち、秦賞は訪問診療を行う医師と在宅で医療を受けたい患者とをマッチングする「医者デリ」。東賞は癌の緩和ケアに特化した患者交流サイト「みんなのガン緩和ネット」が受賞しました。秦氏は、「どのチームも、1日ちょっとでここまでアイデアを練られたのはすばらしい。医者デリは、女性医師や女性看護師の活用への期待も込めて選びました」と評価。東氏は、「医療は国家的にもこれからますます重要となる分野。癌の緩和ケアについては、今も厚生労働省で立ち上がった推進検討会で議論されているところで、今後こうした取り組みに注目が集まるはず」とコメントしました。

秦賞を受賞した「チーム医者デリ」(左上、中央が秦充洋氏)と東賞を受賞した「チームへなちょこフレンズ」(右下)

 他にも、大腸癌を早期発見するために検便しやすい器具などを備えた「検便ステーション」など、全部で7チームがアイデアを競いました。主催者であるMedizineの古川由己氏は、「一般的なハッカソンより期間が短かったので、どの程度アイデアが完成するか心配でしたが、とても良いものができたと思う」と手応えを感じたようです。

 ヘルスケアハッカソンは今後、全国で開催していきたいとのこと。8月30日には、審査員にブロガーのイケダハヤト氏などを迎え、Healthcare Hackathon in Kochiが高知市で開催されます。高知市で開催するヘルスケアハッカソンのテーマは「未来の地域医療をハックする」!ただし、医療健康に関するアイデアであれば地域医療に直接関連しないものでも大歓迎だそうです。今回のハッカソンとはひと味違い、地方ならではの課題を解決するようなアイデアが登場するかもしれません。異業種との交流や、他業界の知識を得たいと考えている方は、参加してみてはいかがでしょうか。