Cadetto.jp担当の村松です。

 ボランティアという言葉から、医師・医学生の皆さんはどんな活動をイメージしますか? 大震災の記憶がさめやらぬ今だと、やはり被災地に対する医療支援でしょうか?

 4月16日から連載がスタートしたCadetto特集「私たちとボランティア」では、災害時だけでなく、日常の診療をこなしながらでも参加できる、医師ならではの社会貢献活動を紹介していきます。

 心肺蘇生術の出前講習会、小学校での課外授業、小児医療の啓蒙セミナー、ホームレス向け健康相談…など、その内容は実にさまざま。参加した若手医師たちには、活動で得た充実感や喜びを熱く語っていただきました。

 「医師が行うボランティアとは、社会に必要だけれど、たまたま報酬が付いていない仕事」――。これは、“ボランティアの達人”こと、NGO「シェア=国際保健協力市民の会」副代表の沢田貴志氏の言葉です(近日公開するVol.10のインタビュー記事に登場予定)。医師とは単に生計を立てるための職業ではなく、重要な社会的役割なのだというメッセージが込められているように感じました。

 ところで、若手医師たちの活躍に触れ、自身の専門知識やスキルが社会に役立つのは素晴らしい、と感動した私ですが、ふと疑問が浮上。

 「自分(ごくフツーの会社員)にそんな知識やスキルってあったっけ?

 他人より詳しいと胸を張れる知識(注:スキルではない)といえば、B級グルメ、阪神タイガース、特撮に関してくらい…。これで社会貢献できるのでしょうか?