こうした状況に陥る前に、「できるだけ早く負のスパイラルに巻き込まれていると気付くことが大切」と鈴木氏は言う。もしかしてクラッシャー上司?と疑ったら、まずは少し距離を保つこと。その上で上司に、次回で紹介する特徴がないかをチェックしよう。俯瞰して観察することが被害を小さくする秘訣となる。

 真面目な人ほど評価を気にして、クラッシャー上司に捕らわれがち。「こうした上司の場合、一生懸命やったからといって評価されるとは限らないし、どうせ下がるからとやらずに開き直ったとしても評価が下がるとも限らない」と鈴木氏は言う。

 クラッシャー上司が相手であれば、必死になって良い関係を築こうとするのではなく、「世の中にはこういう人もいると割り切り、非常に厄介な人の下でどのように振る舞えばよいか、自分自身の将来のために適応力と対人能力を身に付けるタイミングと捉えればよい」(鈴木氏)。

 運悪く、クラッシャー上司の負のスパイラルに巻き込まれてしまっても、若手が1人で立ち向かおうとはしない方がいい。孤立してしまい、さらにつらい状況に陥る可能性があるからだ。まずは同じ境遇・立場の同志を見つけ、パーティーを組めば1人に掛かる圧力は小さくなる。対処法を考えるのはその後だ。

 では、具体的にどう対処すればよいのか。次回では、クラッシャー上司を目の前にしても潰されないために役立つであろう「4つの極意」を紹介する。