「2011年冬・論文コレクション」の最終回は、注目論文ランキングだ。NMOで紹介した2011年の海外論文約400本の中から、医師のアクセスを集めた上位10本を発表する。


 2011年、日経メディカル オンライン(NMO)で医師会員の注目を集めた論文は?NMOでは、「海外論文ピックアップ」と「Journal Watch Hospital Medicine」の2つの連載で海外論文を紹介している。そこで公開した記事のアクセスランキングを示した。

 左は、主要医学雑誌の注目論文の骨子を紹介する「海外論文ピックアップ」のランキング、右は、MassachusettsMedical Societyが発行する医学ニューズレター「Journal Watch Hospital Medicine」を2週間限定で転載しているコラムのランキングだ。

 「海外論文ピックアップ」で2011年に最も読まれた論文は、急性虫垂炎に対する抗菌薬と切除術の有効性を比較したもの。治療開始から30日以内の腹膜炎罹患率を指標に、ランダム化比較試験を行ったところ、虫垂切除術に対するアモキシシリン/クラブラン酸配合剤の非劣性を示すことはできなかった。Lancet誌2011年5月7日号に掲載された。

 Journal Watch Hospital Medicineの記事で最もアクセスを集めたのは、「血液培養検体採取時に滅菌手袋?」と題した記事。紹介した論文は、静脈穿刺時に滅菌手袋を着用すると血液培養時の汚染を減らせるかどうかを検証し、滅菌手袋の着用が有効であることを示したもので、解説記事とともに、Ann Intern Med誌2011年2月1日号に掲載された。

2011年1月1日〜12月31日までのアクセス数を集計した(*クリックすると拡大表示されます)