はい。P(患者)は「冠動脈疾患または脳卒中の既往のない(日本の)高コレステロール血症(総コレステロール値5.69〜6.98mmol/L)患者」ですね。

 そう。単位がmmol/Lで書かれているから分かりにくいんだけど、日本の臨床で使われている単位に換算すると、総コレステロール値220〜270mg/dLということになるわね。お父様はちょうどこの範囲の上限ね。

 I(治療/介入)は「食事療法とプラバスタチン(10〜20mg/日)を併用」で、C(比較対照)は「食事療法単独」ですね。

 そう、その調子。次は?

 O(臨床結果)は、「冠動脈疾患の発症率は有意に低下した」。

 よくできました。

 薬を飲んでコレステロール値を下げれば、冠動脈疾患の発症率も下がるんですね!

 そうやって鵜呑みにする前に、この研究結果がどれくらい信じられるものか、考えないと。まず検討すべきは、比較している2つのグループがどれだけそっくりか、という点ね。

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