夏休みが近づき、全国各地でレジナビが開催され、6年生のマッチング試験の準備も本格化して来ました。近年は研修医の大学病院離れが進み、学校の先生方も「大学で研修してね」と学生へプレッシャーをかけるのに余念がありません。(参考記事:マッチング最終結果、大学病院離れが一段と進む

 私は、SNSのFacebookを使っていて、大学の友人や、様々なところで知り合いになった先生方と「お友達」になっています。自分の日常を書き込んだり、いろんな人に意見を求めたり、場合によってはFacebookの機能を使って、勉強会などのプロジェクトの情報をチームで共有していたりと、日常生活から切っても切り離せないものとなっています。

 そんなある日、Facebookで1通のメッセージを受けとりました。以下、個人や組織を特定できないよう最低限の修正を加えましたが、ほぼ原文通りです。

水さん!こんにちは。


もしよろしければ、フェイスブックをご縁にお友達になって頂けませんでしょうか?

○×大学医学部・学友のフェイスブック管理人をされていらっしゃるとお聞きしてリクエストさせて頂きました。

どうぞよろしくお願い致します。


 …差出人のプロフィールページを見てみると、某有名病院グループの人事担当者のようです。私は困惑しました。なぜなら、メッセージを読んでも、

・自己紹介がない
・誰の紹介か分からない
・目的が分からない
からです。

 プロフィールページや投稿内容を見る限り、生身の人間のアカウント(最近はロボット・プログラムがやっているアカウントが増えて、問題になっています)のようでしたが、会ったこともない人に自己紹介もせずにメッセージを送りつけるのは、いかがなものかしらと感じます。

 私がクラスのFacebookグループを管理しているから、その病院の研修医募集に関するイベントの告知をしてほしい、とかそんな理由だったのかも知れませんが…。

 少なくとも私は、直接知らない人に自分のプライベートを見せる趣味はありません(苦笑)。最近のFacebookでは、アカウント乗っ取りなどのトラブルもよく聞くので、無視することにしましたが、気味の悪い思いをしました。

 大学のクラスのメーリングリストでは時折、研修医となった先輩からの病院見学案内や、人材紹介企業からの交流会の案内などがきます。

 知り合いや知っている企業ならばまだ容認できますが、知らない個人に向けて、完璧にプライベートな場所で勧誘することには眉をひそめてしまいます。また、医局など組織として働きかけてくる場合、やめてくれ、と言えばほぼ確実に勧誘は止まりますが、個人のつながりだと、個人間のトラブルに発展しそうで怖いな、と思います。

 研修医が来なくて大変なんだろうな、と同情はするものの、モラルを遵守しない病院だと思われたら、ますます医学生は目を向けなくなるのではないでしょうか。

 私が厳しすぎるだけかしら、と思いつつ、研修医の勧誘って難しいなぁ…と感じた出来事でした。(水)