グループディスカッションの様子です。発言が得点になるルールも設定し、大いに盛り上がりました。

 吉田常恭(日本医大6年)によるセッションでは、NHKのテレビ番組「総合診療医ドクターG」形式のケース・ディスカッションを行いました。このセッションの目標は、『いかにスマートで美しい診療をするか』です。やみくもに鑑別を挙げるのではなく、限られた時間内で、主訴と年齢・性別を考慮しながら、『時間経過、頻度、緊急度』という3つの軸に沿って鑑別を考える練習を、チームごとに行いました。

 続いて、その診断を踏まえた問診を模擬患者に対して行い、さらに鑑別を絞って行きました。グループでディスカッションをすることで、一人では思いつかないような鑑別を共有することができました。発言の全てに点数が加算されるルールを設定したのですが、それが功を奏して、会場は非常に盛り上がりました。

 寺田教彦(筑波大6年)によるセッションでは、研修医のロールプレイングを行いました。目の前に患者さんがいるとイメージした上で、国家試験の過去問を改変した問題を解いてもらいました。イメージしづらい産科の身体所見を、吉田知宏(神戸大6年)と徳増一樹(岡山大6年)が実演し、理解を深めてもらいました。

 脇田真希(日本医大6年)、本田和也(福島県立医大6年)によるセッションでは、Jeopardyという早押しクイズを行いました。国家試験の過去問に加え、一部、臨床の現場に出ることを見越した難問も出題されましたが、参加者のレベルは予想以上に高く、非常に白熱した展開となりました。

 3時間という長丁場のプログラムになりましたが、開催後のアンケートには「仲間が増えてよかった」「非常に勉強になり、有意義だった」という意見が多く、皆さん楽しめたようでした。また、「もっと勉強しなくてはと思った」「診断学に興味が出た」など、モチベーションを得た人もおり、お互いに刺激的な勉強会となったと感じています。

これからも、やります!
 第2弾は3月20日(水・祝)に神戸大学で開催されました。第2弾の参加者からアンケートで寄せられた声を参考に、初期研修を間近に控えた時期に6年生が最も知りたいであろう先輩医師のお話や、研修に当たっての心構え、そして研修をいかにして有意義なものにしていくかという内容をメインにした勉強会でした。こちらの報告も後日公開しますので、是非ご覧ください。

 私たちは将来、このネットワークを、「何か新しいこと」や「難しい課題」を考え、発信、解決するきっかけを皆さんに与えられるような母体にしていきたいと考えています。

 例えば「初期研修に対する改善点」「研修ポートフォリオの作り方」など医学教育に関わること。ほかにも「総合診療医」「医療政策」「医療経済」「国際医療」など、解決すべき課題は我々の前に山積しています。

 同期を中心としたつながりなら本音で語り合え、また垣根の低い関係なのですぐに行動、実践に移せるでしょう。さらにはResident 13を足場に新たなプロジェクトが立ち上がることも期待しています。

 最終的には、全国の仲間がResidents 13という場で得たことを、自分の病院へ持ち帰り、各々の環境へ還元することにより、レジデントの力で日本全国の医療を盛り上げていくことができると信じています。

Resident 13のへの参加を希望される方は、以下のサイトからご連絡ください。
Resident 13 メーリングリスト登録フォーム

<協同筆者>
Residents 13 コアメンバー 一同(所属は、立ち上げ時/本稿公開時のものです)
穂積 拓考(奈良県立医大卒/亀田総合病院)(本セミナー幹事1)
吉田 常恭(日本医大卒/武蔵野赤十字病院)(本セミナー幹事2)
石塚 あずさ(慶應大卒/洛和会音羽病院)
金村 宙昌(熊本大卒/聖路加国際病院)
小林 知晃(滋賀医大卒/虎の門病院)
齋藤 伴樹(福島県立医大卒/京都大学医学部附属病院)
寺田 教彦(筑波大卒/水戸協同病院)
徳増 一樹(岡山大卒/沖縄県立中部病院)
本田 和也(福島県立医大卒/会津医療センター)
松本 紘太郎(慶應大卒/亀田総合病院)
宮地 康僚(北里大卒/坂総合病院)
吉田 知宏(神戸大卒/兵庫県立尼崎病院)
脇田 真希(日本医大卒/聖路加国際病院)

コアメンバーによる作戦会議風景