今回は学生14人、研修医2人が参加しました。前列右から3人目が筆者です。

 2010年8月5、6日の2日間、軽井沢プリンス・ホテルで行われた「第4回老年医学サマーセミナー」に参加しました。定員20人程度と小規模なセミナーですが、各地の老年医学専門家の先生方の講義を受け、懇親会などで気軽に話すことができる貴重な機会です。私は、3年生から3年連続で参加しています。

 「老年医学サマーセミナー」は、東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座と国立長寿医療研究センター(NCGG)が共催しています。老年医学に関する講座がない大学の医学生を主な対象として、老年医学について学んでもらう目的で企画されました。

 プログラムは、2日間で老年医学の全体像や各論を学べるように組まれています。例年20人程度の参加者に対し、全国から駆けつけた老年医学専門の先生方が密度の濃い講義をしてくださる贅沢なセミナーです。今回の参加者は、学生14人(医学13人、医療福祉学1人)、研修医2人でした。

総論から各論まで、密度の濃い10講義
 1日目はまず、日本老年医学会理事長の大内尉義先生とNCGG総長の大島伸一先生による挨拶がありました。日本におけるこれからの老年医療の必要性、そして私たち参加者の世代が、これからの医療を支えていくのだ、という熱いメッセージもいただきました。

 その後はいよいよ講義です。13時50分から19時まで、2度のコーヒー・ブレイクを挟んで6本の講義(表)がありました。


老年医学サマーセミナー2010 プログラム概要
<1日目>【総論】
「高齢社会と老年医学」 東京大学・大内尉義
【各論】
「認知症患者にどう向き合うか」長寿医療研究センター・鷲見幸彦
「高齢者の肺炎と嚥下障害」金沢医大・森本茂人
「高血圧治療から考える老年医学」大阪大学・楽木宏実
「高齢者の薬物療法の注意点」東京大学・秋下雅弘
「高齢者のサルコペニア(筋肉量減少)」長寿医療研究センター・鈴木隆雄

<2日目>
「骨折・転倒の予防と治療」長寿医療研究センター・細井孝之
「虚弱と老年症候群」杏林大学・神崎恒一
「高齢者における過栄養・低栄養」京都大学・荒井秀典
【基礎】
「老化研究・早老症」千葉大学・横手幸太郎
【総合演習】
症例から学ぶ老年医学(長寿医療研究センター:遠藤英俊、佐竹昭介)