編集部の田島です。突然ですが、音楽を愛する医療関係者を対象とした「海外演奏ツアー」をご紹介させていただきます。

 ご紹介するのは、プラハ室内管弦楽団とのミュージック・ワークショップ。チェコ共和国の首都プラハで、プラハ室内管弦楽団のメンバーから、みっちりと個人レッスンを受けられるというプログラムです。そして最終日には、コンサートホール(チェコ ナショナルシアターを予定)で、楽団員と一緒にランスルー演奏も体験できます。
 

 日程は、2013年10月12日(土)〜15日(火)。現地集合・現地解散ですが、ツアーの全行程に通訳がついています。管弦楽団による個人レッスン、リハーサル、ホールでの演奏のほかに、研究者による講義や観光、パーティなどがセットになっています。費用は1人25万円です(交通費と宿泊費は含まれていません)。

 最終日、ツアー参加者が演奏するのは、「モーツァルト 交響曲第38番 ニ長調 K.504」と「ドボルザーク チェコ組曲 作品39」の2曲。その関係で、レッスンが受けられるのは、この2曲の編成に含まれる楽器(バイオリン属の弦楽器、フルート、オーボエ、クラリネット、トランペットなど)に限定されます。

 仕掛け人の一人である、ハーバード大学歯科医学部歯周病科の久世香澄先生は、主にヨーロッパとアメリカで活躍しているピアニストでもあります。日ごろから、プラハ室内管弦楽団と演奏をともにする機会が多いことから、このプロジェクトが実現しました。「音楽という共通の趣味さえあれば、プロフェッションは違っても、すぐにうち解けられます」と久世先生。音楽を通じて、医療関係者間の交流を深めることが、今回のワークショップの最大の狙いだと言います。

 以下は、久世先生からのメッセージです。ご興味のある方は、こちらから、お申し込み・お問い合わせください。

 近年、様々な疾患において、医科と歯科に緊密なつながりがあることが明らかになっています。そうした発見の多くが、医師や歯科医師の何気ない会話やちょっとした偶然を糸口にしていることは、想像にかたくありません。

 また、全く別の分野からもたらされるヒントが、患者さんの役に立つ医学的発見につながることもよくあります。音楽も、そんなヒントを与えてくれる分野の一つ。日々の勉強と研究、そしてプラクティス(臨床・練習)の積み重ねが、素晴らしい感動を生む――。医学と音楽の間には、そんな共通点もあります。

 2013年10月、世界的に有名なプラハ室内管弦楽団の協力を得て、医療関係者とその家族・友人のためのワークショップを開催することになりました。音楽という共通の趣味を通して、異なるプロフェッション間で交流し、それぞれの専門の考え方に触れることは、とてもエキサイティングで、意義深いことではないでしょうか。

 プラハ室内管弦楽団ワークショップでは、楽団員から各楽器のオーケストラ演奏の個人レッスンを受け、リハーサルをした後、コンサートホールで楽団員と共にランスルー演奏を行います。そのほかにも、指揮者同行でドボルザークの生家を訪ねたり、スメタナ研究の世界的な権威である大学教授やドボルザーク協会長による講義も予定されています。

 もちろん、参加者同士の交流を深めるためのパーティーもご用意しています。演奏者に同行される特別参加者向けにも、楽しい企画を準備しています。詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。

 医科、歯科をはじめとする全ての医療関係者の皆様と、そのご家族、お友達のご参加を心よりお待ちしています。美しいプラハの秋、学びの友にお会いできることを楽しみにしております。

米国ハーバード大学歯科医学部歯周病科 久世香澄