今年のお正月に配信しました「日経メディカル オンラインメール 第176号」でもお伝えしておりましたが、このほど新しく、ネット上で意見交換ができるコンテンツをオープン致しました。“Online Public ARgumenT System=OPARTS(オーパーツ)”という、「オンライン公開討論システム」で、NMオンライン医師会員の皆さんが、オンライン上で同時に意見交換ができる場を創ることを目的に、新たに構築しました。

 このOPARTSには、次のような特長があります。1)「何を討論するのか、討論のポイントがどこにあるのか」 2)「どのポイントが盛り上がっているのか」 3)「誰がコメントを投稿しているのか」 4)「監修者は何を意図しているのか」 5)「他の投稿者はどう考えているか」などが、一つの画面上で整理されているというものです。

 ちまたに数多くある掲示板やWikiなど、既存のシステムやソフトウエアを利用しても、オンライン上で意見交換を行うことはできます。しかし、これらの特長を兼ね備え、かつNMオンライン会員の皆さんが安心してコメントを投稿できるものにするために、いちから開発しました。

 OPARTSコンテンツの第一弾として、静岡がんセンター大曲貴夫氏が作成した、「感染症治療の手引き」を討論するサイトを立ち上げました。今回は、第1章「上気道治療」、第2章「肺治療」について、手引きの全文と監修者より討論してほしいポイントを公開しております。多くのNMオンライン医師会員の方からのコメントをいただくことで、最新の知見が入り、多面的で時代に即した治療マニュアルができることと思います。ぜひ、積極的なコメントの投稿をお願い致します。

 なお、「オーパーツ」という言葉は、本来は“Out Of Place ARTifactS(OOPARTS)”という、「その時代にあり得ない、(すごい)歴史遺物」などの意味合いで使われます。主にフィクション作品や、考古学領域で用いる言葉のようです。それで、われわれのOPARTSには、「今までにはなかった討論システム、NMOにしかないコンテンツ」と、やや強引ですが、そんな意味合いで名付けました。

 まだ手探りの状態ですが、日経メディカル オンラインならではのコンテンツとして、大きくしていければと思っております。よろしくお願いします。(吉村馨太=日経メディカル オンライン)