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【高血圧治療に関する調査】
高血圧治療ガイドライン2009を「利用している」は55%
(3/18)
5年ぶりの改訂となった「高血圧治療ガイドライン2009」(JSH2009ガイドライン)が公表されたのは2009年1月。その11カ月後に、高血圧治療ガイドライン2009を「よく利用している」と回答した医師は49.7%で、「いつも利用している」の5.6%を合わせると、55.3%の医師が「利用している」ことが分かった。日経メディカル オンラインが実施した「高血圧治療に関する調査2009-2010」で明らかになった。 [全文]
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学会ピックアップ
夜間高血圧の管理、脳卒中再発や認知症進展を予防
京都第二赤十字病院脳神経内科部長 山本 康正 氏
(1/21)
脳の細小血管病変は高血圧の影響を受けやすく、24時間血圧の中でも特に夜間の血圧上昇と関連が深いことが分かってきた。厳格な血圧管理は脳卒中2次予防にも有効なことが報告されているが、再発や血管性認知症進展を防ぐには、夜間高血圧にも目を向ける必要がある。 [全文]
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学会ピックアップ
脳卒中予防と高血圧、代謝性疾患合併で高まるリスク
九州大学大学院医学研究院環境医学教授 清原 裕 氏
(1/14)
久山町研究によれば、脳卒中の発症リスクは、糖尿病などの代謝性疾患が合併するとより高まる。降圧治療はまだ不十分な現状において、今後の脳卒中予防では、高齢者も含めたより厳格な血圧管理と、急増する代謝性疾患への対策がカギとなる。 [全文]
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学会ピックアップ
降圧薬服用者の脳卒中、随時血圧とリスクは相関せず
東北大学大学院薬学研究科医薬開発構想寄附講座助教 浅山 敬 氏
(1/7)
血圧が高いと脳卒中になりやすいことは広く知られている。しかし、降圧治療を受けている患者においても同じことが言えるのだろうか。過去のコホート研究のデータを基に、降圧薬服用者と非服用者に分けて随時血圧と脳卒中発症リスクの相関を検討した研究結果を紹介する。 [全文]
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「JSH2009ガイドラインの浸透度と活用のコツ」Vol.5
高齢者高血圧は積極的な降圧治療が基本
日経メディカル2009年12月号特別編集版「スペシャルレポート」(転載)
(12/24)
2009年10月に開催された第32回日本高血圧学会総会の特別企画「JSH2009ガイドラインを検証する」では、公表後の同ガイドラインの認知状況や主な変更点などが紹介されたほか、学会に寄せられた意見を踏まえ、今後の検討課題について議論が交わされた。その中から「高齢者高血圧」に関する部分を紹介する。 [全文]
- CKDを伴う高血圧の管理、早期発見と綿密な経過観察がカギ(12/21)
- メタボ合併例の扱いはやむなく複雑に(12/17)
- 第一選択薬と併用療法、アルゴリズム確立が今後の課題(12/14)
- JSH2009ガイドライン、認知度・理解度は概ね良好(12/11)
- 「臨床試験の“質的”向上に必要な疫学の視点」(12/10)
- ともかく血圧を下げることが重要なのです(4/20)
- 心筋梗塞後は厳重な降圧を(3/18)
- 日本人のデータでGFRを算出可能に(3/11)
- 糖尿病合併高血圧には直ちに降圧薬(3/4)
- 高齢者の目標もあくまで140/90mmHg未満(2/25)
- エビデンスを理解した上で判断してほしい(2/19)
- 正常高値血圧、II度・第二層に注意を(2/10)
- 家庭血圧を測定し、白衣現象を除外して診断を(2/10)