EMPHASIS-HF Study──試験結果

軽症心不全患者に対するエプレレノン投与は心血管死や心不全による入院を抑制

 国内外の慢性心不全ガイドラインでは、RA系阻害薬やループ利尿薬、β遮断薬が投与されている心不全患者に対して抗アルドステロン薬の追加投与が推奨されているが、これは重症患者のみを対象としている。

脳梗塞患者においてシロスタゾールの脳卒中再発予防効果が大規模試験CSPS IIで証明

脳梗塞患者においてシロスタゾールの脳卒中再発予防効果が大規模試験CSPS IIで証明

 脳梗塞患者の脳卒中再発予防における抗血小板薬シロスタゾールの有用性を世界で最もよく使用されているアスピリンと比較検討した大規模臨床試験CSPS(Cilostazol Stroke Prevention Study)IIの結果が発表された。シロスタゾールのアスピリンに対する非劣性が証明されたばかりか、シロスタゾール投与群で脳卒中再発リスクが26%有意に低下し、出血リスクが54%有意に低下するなど、その有効性および安全性が明らかになった。成果は、主任研究者である立川病院院長の篠原幸人氏が、2月24日から26日まで米サンアントニオで開催された国際脳卒中学会(ISC2010)のLate-Breaking Science Sessionで発表した。

心不全患者へのロサルタン高用量投与で10%イベントが減少

心不全患者へのロサルタン高用量投与で10%イベントが減少

 心不全患者に対するアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)ロサルタンの中用量(50mg/日)投与と高用量(150mg/日)投与の心血管イベント抑制効果を比較する大規模臨床試験HEAAL試験の結果が、今年11月に米フロリダ州オーランドで開催された米国心臓協会年次学術集会(AHA2009)で発表された。

【座談会】

AFへのイルベサルタン投与は心不全による入院を減少

AFに合併頻度の高い脳卒中や心不全に対する影響を検討したACTIVE I試験

 血管イベントのリスク因子を持つ心房細動(AF)患者に対するARB イルベサルタンの心血管イベント抑制効果を検証した大規模臨床試験ACTIVE I の成績が『New England Journal of Medicine』誌で報告された。一次評価項目では、イルベサルタン群とプラセボ群との間で有意差が示されなかったが、二次評価項目の「心不全による入院」ではイルベサルタン群で有意な減少が認められた。今回、ACTIVE I 執行委員会のメンバーであるハーバード大学教授のMarc A. Pfeffer氏と、我が国の循環器エキスパートである大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学教授の小室一成氏、熊本大学大学院生命科学研究部医学系生体機能薬理学教授の光山勝慶氏に、ACTIVE I

先生

ESC2008でTRANSCEND試験の結果を発表

 8月31日、TRANSCEND(Telmisartan Randomized AssessmeNT Study in ACE-INtolerant Subjects with Cardiovascular Disease)試験の結果がHOT LINE Iで発表された。演者であるカナダ・マクマスター大のKoon K. Teo氏は(写真)、心血管イベントの高リスク患者において、テルミサルタンが心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中からなる心血管複合エンドポイントを有意に抑制したと報告した。

解説:ONTARGET試験が積み上げたエビデンス

解説:ONTARGET試験が積み上げたエビデンス

 3月31日10:00AM(米シカゴ時間)、米国心臓学会(ACC2008)においてONTARGET試験の結果が発表された。以下、Salim Yusuf氏により発表

 

先生

UPLIFT study

チオトロピウムが呼吸機能の改善を4年間維持、安全性も再確認

Understanding Potential Long-term Impacts on Function with Tiotropium

 UPLIFT試験は、慢性閉塞性肺疾患(COPD;Chronic Obstructive Pulmonary Disease)患者に長時間作用型吸入抗コリン薬であるチオトロピウム(商品名:スピリーバ)を4年間投与し、呼吸機能や死亡、急性増悪、QOLといった臨床上の様々な指標にどのような効果をもたらすか、すなわちCOPDの自然経過を変えることができるかを検討した大規模臨床試験である。

 

先生

CASE-J

肥満者や慢性腎臓病で有効性が認められたカンデサルタン

Candesartan Antihypertensive Survival Evaluation in Japan

 日本人のハイリスク高血圧症例に、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB) カンデサルタン(商品名ブロプレス)とCa拮抗薬アムロジピン(ノルバスク、ア ムロジン)を3年以上投与した場合の心血管系イベントの発現について検討した 大規模臨床試験として、CASE-Jは大きく注目された。

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 誤嚥性肺炎って何科の疾患? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:128
  2. 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
  3. 62歳女性。下肢に多発する、浸潤を触れる紫斑 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  4. 意外と難しい運動誘発性喘息の診断 あなたの知らないスポーツ内科の世界 FBシェア数:35
  5. 卵アレルギーは「微量のゆで卵」で防ぐ リポート◎学会が提言、アトピー乳児は早期から卵摂取を FBシェア数:136
  6. 若年男性に生じた発熱と多関節痛、何を疑う? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  7. 外国人診療で増えつつある「母国の親戚」問題 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:27
  8. 鳥インフルエンザ(H7N9)のヒト化が進む 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《4》 FBシェア数:6
  9. カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips」 FBシェア数:1
  10. インフル迅速検査、全例には必要ありません! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《2》 FBシェア数:466