
多屋馨子(国立感染症研究所感染症情報センター第三室〔予防接種室〕室長)●たや けいこ氏。1986年高知医科大学(現高知大学)卒。2001年国立感染症研究所感染症情報センター主任研究官。
「はしかは子供の病気」というのは、もはや過去の常識。非常に強い感染力を持ち、時に健康な人を死に至らしめる麻疹に、日常診療でどう立ち向かえばいいのか。診断・治療・予防に役立つ基礎知識をまとめました。
第7回《予防接種編その2》(最終回)
(2008/05/22)
麻疹の予防接種に関してよく寄せられる相談の一つに、定期接種の対象でない人に任意接種を勧めるべきか、というものがある。今般始まった5年間限定の第3期・第4期接種についても、例えば現在中学2年生の人が、接… [全文]
第6回《予防接種編その1》
(2008/05/16)
麻疹ウイルスが強力な感染力を持ち、ひとたび麻疹を発症してしまえば重篤な合併症を防ぐ手立てがないことを考えると、最大の防御策は、平時のワクチン接種以外にはない。他の定期予防接種の対象疾患と同様に、麻… [全文]
第5回《2次感染予防編》
(2008/04/17)
麻疹の感染力の強さは、インフルエンザの比ではない。接触感染や飛沫感染だけでなく、空気感染(飛沫核感染)も起こすため、たとえ体育館のような広い空間であっても、空調が共通していれば、周囲の人間への感染… [全文]
第4回《合併症編》
(2008/04/10)
麻疹は自然治癒する疾患ではあるが、合併症の頻度が約30%と高いことでも知られている。麻疹の致死率は約0.1〜0.2%といわれ、基礎疾患のない従来健康な人が命を落としたり、重度の後遺症を残すこともまれではな… [全文]
第3回《修飾麻疹編》
(2008/04/03)
近年の麻疹流行で大きな問題となっている修飾麻疹の存在に触れておきたい。修飾麻疹は通常より感染力は弱いものの、診断が付かないまま周りへの感染源となり得るので、やっかいな存在である。修飾麻疹を拾い上げ… [全文]
第2回《診断編》
第1回《基本編》