連載・コラム
連載: プライマリケア医のための喘息・COPD入門
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吸入指導に思わぬ伏兵(2)
サルコペニアで適確な吸入操作ができなくなる
2018/ 4/19
昨年12月に、本邦初のサルコペニアの診療ガイドライン「サルコペニア診療ガイドライン2017年版」が発刊されました。
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吸入指導に思わぬ伏兵
吸入薬を“室温保存”して起こったピットホール
2018/ 3/22
今冬は例年に無く寒さの厳しい日々でしたが、ようやく暖かい小春日和を感じられるようになりました。
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インフル患者吸入後のイナビル容器はどう処理?
2017/12/25
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タービュヘイラーはなぜ傾けて薬剤装填してはいけないのか
2017/11/27
タービュヘイラーは、図1のように薬剤装填時に赤いグリップを反時計回りに回して止まったところから、逆の時計回りにカチッ音が出るまで回し戻すことで、薬剤装填を行います。
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スイングヘラーのカウンターロックの謎を解明
2017/10/30
前号で、メプチンスイングへラーのカウンターロックについてお知らせしました。具体的には、メプチンスイングヘラーのカウンターロックが、最後の1回分の吸入時にボタンを押すと、
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カウンターロックを故障と勘違い
2017/ 9/25
2017年8月に、メプチンスイングヘラーのラベルが写真1のように変更になりました。その背景には、患者さんがカウンターロックを故障と勘違いして、製造販売会社のカスタマーセンターへ問合せするケースが少なくないという理由があるそうです。
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エリプタの吸入指導はもうひと手間!
2017/ 8/29
本年6月14日に、吸入ステロイド薬単剤であるアニュイティがエリプタの製品ラインアップの1つに加わりました。他のエリプタ製剤のレルベア、アノーロ、エンクレッセと容易に区別できるように、カバーの色がオレンジ色となりましたが、それ以外に、デバイスのカウンター側あるラベル面に、「吸入する…
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カプセルを開けて薬粉だけをセットしたワケ
2017/ 8/ 2
私たちの行っている吸入療法の講習会で、認定吸入指導薬剤師の先生とピットホールを検討していたとき、こんな意外な事例が報告されました。
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エリプタ新製剤登場で3剤併用時に起こる不思議
2017/ 7/ 3
6月16日、吸入ステロイド薬(ICS)単剤の吸入薬アニュイティが発売されました。このアニュイティの吸入デバイスは、簡便な手技操作で吸入が可能と定評のあるエリプタが採用されています。
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まずLAMAから?それともLABAから?
2017/ 3/27
2014年9月24日掲載記事で紹介しましたように、プライマリ・ケア領域のかかりつけ患者の中には、COPDが未診断もしくは未治療のままの潜在患者さんが多く存在し、その約8割は1期(軽症)から2期(中等症)です(文献1)。そのため、プライマリ・ケア医が診療現場でCOPD(軽症から中等症)患者と診断…
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「うっかりドーピング」にならないために その4
(花粉症編)
2017/ 2/21
いよいよ、日本各地で花粉症の本格飛散の時期になりました。
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吸入ステロイドの鼻腔呼出は花粉症にも効果
2017/ 2/13
喘息患者のうち6割から7割の患者さんがアレルギー性鼻炎を合併しています。花粉症の時期に鼻炎対策をおろそかにしてしまい、喘息症状が悪化することがしばしばあります。その原因は主に3つあります。
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患者の「青色」、医師の「青色」
2017/ 1/26
治療ステップの変更などで薬剤変更する際に、吸入デバイスごと他種に変更にしてしまうのではなく、使い慣れた同じ吸入デバイスをそのまま維持し、薬剤のみの変更で済むならば、その方がより望ましいと考えます。しかし、ここに思わぬピットホールが生じます。
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キャップのはめ間違えで消えた気管支拡張薬
2016/12/22
まず、初めに写真1を見てください。何か違和感はありませんか?
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吸入は「強く吸う?」それとも「はやく吸う?」
2016/11/29
吸入指導をしていて常日頃から感じているのですが、吸入の仕方や息止めなどの吸入手技操作に対する表現、あるいは通気口やマウスピースなどのデバイスのパーツ部分の表記がメーカーごとに異なっていることに不便を感じています(表1、表2、表3参照)。