
福家伸夫(帝京大学ちば総合医療センター救急集中治療センター教授)●ふけ のぶお氏。 1977年東大卒後、同大麻酔科入局。自治医大ICU講師、帝京大市原病院集中治療部助教授を経て、97年より現職。
日常診療の中で何気なく行っている注射や穿刺。本連載では、注射と穿刺を「血管穿刺」「皮膚穿刺」「体腔穿刺」の3つに大別し、それぞれの手順をビデオで示しながら、スムーズかつ安全に行うコツを紹介します。
側臥位で腰と肩のラインを平行にして穿刺する
(2007/04/09)
腰椎穿刺は、腰椎クモ膜下腔に穿刺針を刺入して、脳脊髄液の採取、髄液圧の測定、抗菌薬や局所麻酔薬の注入などを行うものである。患者を側臥位ににして膝を曲げ、頭を前屈させる。患者をなるべくベッドの端に寄せ… [全文]
筋肉注射のの代わりに
(2007/04/02)
筋肉内注射は、ある程度の高さの血中濃度を、ある程度長時間保つ目的で行われてきた。最近では、この筋注の代わりに、薬剤を時間をかけてゆっくり静脈内に投与する「持続的静注法」を行うケースが増えている。具体… [全文]
皮膚面に垂直に、一気に筋肉内まで刺入する
(2007/03/26)
筋肉内注射は、特に乳幼児では筋拘縮症の危険があるため、最近ではあまり行わないが、懸濁液や油性の薬液を投与する場合や、緩徐で持続的な薬効の発現を期待したい場合などが筋肉内注射の適応になる。通常は、臀筋… [全文]
注射部位を指でつまみ素早く針を刺す
(2007/03/19)
皮下注射は、予防注射や鎮静薬など、比較的限られた薬剤で行われる。神経や血管が少なく、近くに骨がないところなら、どこでも行うことができるが、通常は上腕伸側と大腿全面に行う。注射部位を指でつまみ、素早く… [全文]
針の切り口が見えなくなる程度まで刺入する
(2007/03/12)
皮内注射は、ツベルクリン反応や即時型アレルギーの診断のために行うことがほとんどである。通常、前腕屈側に行うが、アレルゲンテストでは、多数の診断液を同時に注射するため、背部の皮膚を用いる方がよい。針… [全文]
小さな針の大きな工夫
針先を指で保持し穿刺の深さを調節する
「動脈穿刺」と「気胸」に要注意
留置用カテーテルの刺入は15cmで十分
注射の痛みを少なくするには
点滴ラインはしっかりと固定する
注射筒を固定してゆっくり血液を吸引する
針は15〜20度の角度ですばやく刺入する