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キーワード別記事一覧:チカグレロル
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NEJM誌から
脳梗塞の二次予防でチカグレロルの優位性なし
アスピリン対象の国際多施設RCT
2016/ 6/ 6
脳梗塞と一過性脳虚血発作(TIA)後の90日間には、虚血性のイベントが再発しやすい。米国Texas大学のS. Claiborne Johnston氏らは、抗血小板薬による二次予防にアスピリンよりもチカグレロルの方が、効果が高いのではないかという仮説を検証する無作為化試験を行ったが、チカグレロルの優位性を示…
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プラスグレルとチカグレロル、血小板凝集抑制作用に差はない
2015/ 4/29
新規抗血小板薬であるプラスグレルとチカグレロルについて、血小板凝集抑制作用を比較したところ、初回投与から48時間後の効果には両者に差がないことが示された。韓国Dong-A UniversityのMoo Hyun Kim氏らが第79回日本循環器学会(4月24〜26日、大阪開催)で発表した。
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J Am Coll Cardiol誌から
チカグレロルはアデノシン受容体を介して心保護効果を発揮
PLATO試験と同程度の用量で、親化合物の関与を示唆
2013/ 1/25
チカグレロルはアデノシン受容体を介して冠血流を増加させることが、ヒトを対象とした臨床試験で初めて示された。この作用は、血管損傷または低酸素症の際に血管を拡張することで重要な心保護効果を発揮する可能性がある。スウェーデン・エーテボリ大学の研究者らによる成果で、J Am Coll Cardiol…
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J Am Coll Cardiol誌から
クロピドグレルよりもチカグレロルの死亡率の方が低い要因
PLATO試験のACS患者のCABG後の死亡を比較
2012/10/11
PLATO試験においてチカグレロルまたはクロピドグレルを最後に服用してから7日以内に冠動脈バイパス術(CABG)を受けたが死亡したACS患者を対象として、補助的調査を行ったところ、出血または感染症が直接的/間接的死因となっていた症例はクロピドグレル群の方がチカグレロル群よりも有意に多いこと…
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J Am Coll Cardiol誌から
抗血小板作用、チカグレロルがプラスグレルよりも強力
クロピドグレル服用中のACS患者を対象とした初の直接比較
2012/ 7/25
新規抗血小板薬であるチカグレロルとプラスグレルの効果を、初めて直接比較した研究の結果が報告された。ギリシャのDimitrios Alexopoulos氏らが行った前向きのクロスオーバー研究の成果で、チカグレロルの抗血小板作用の方が強力であることが示された。この結果は、J Am Coll Cardiol誌7月17日号…