ジャンル別記事一覧
キーワード別記事一覧:MRワクチン
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シリーズ◎ワクチン最前線2016
麻疹の感染拡大は思ったより小さく収まるか
川崎市健康安全研究所長の岡部信彦氏に聞く
2016/10/ 3
7月末以降、麻疹の感染拡大が続いている。感染報告は、関西国際空港や大阪市立大学病院など集団感染事例のあった関西圏に限らず、東京都や千葉県、三重県、福岡など全国から寄せられている。川崎市健康安全研究所長で、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の分科会長でもある岡部…
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第6回《予防接種編その1》
麻疹ワクチン推進は草の根作戦で!
2008/ 5/16
麻疹ウイルスが強力な感染力を持ち、ひとたび麻疹を発症してしまえば重篤な合併症を防ぐ手立てがないことを考えると、最大の防御策は、平時のワクチン接種以外にはない。他の定期予防接種の対象疾患と同様に、麻疹は治療する病気ではなく、予防する病気だと考えるべきだろう。
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第5回《2次感染予防編》
麻疹の空気感染の恐ろしさを肝に銘じよう
2008/ 4/17
麻疹の感染力の強さは、インフルエンザの比ではない。接触感染や飛沫感染だけでなく、空気感染(飛沫核感染)も起こすため、たとえ体育館のような広い空間であっても、空調が共通していれば、周囲の人間への感染は起こり得る。麻疹患者が1人いるだけで、周りにいる免疫を持たない人(感受性者)の1…
- 麻疹対策、13歳と18歳に公費でワクチン接種へ 撲滅に向けた「麻しん排除計画案」を検討会が了承 2007/ 8/ 2 厚生労働省は8月1日、来年度からの5年間、13歳(中学1年生)と18歳(高校3年生)の者を対象に、麻疹ワクチンを公費で接種する方針を決定した。この年代の麻疹抗体保有率は85%を下回るなど特に低く、これが今春の麻疹流行・集団感染の原因となっていた。今後、5年間継続的に接種を行うことで、若年…
- 麻疹の単抗原ワクチンが品切れ寸前 当面の再出荷は望み薄、MRワクチンで代替を 2007/ 5/19 関東に続き、関西でも集団感染事例が見られ始めた麻疹。その麻疹の単抗原ワクチンの需給がタイトになってきた。需給がさらに悪化することを懸念して、厚生労働省は18日、買占めをしないように通知を出した。しかし、時すでに遅く、製造・販売社段階では「品切れ」寸前に至っているようだ。