リポート・特集
REPORT: 2014年4月号特集◎臨床研修制度で医療は前進したか
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.7》指導医の負担
指導医は“働き損”なのか
「教育は医師の務め」が浸透
2014/ 4/15
「研修制度の導入当初は、何をどう教えればいいのか分からず、戸惑う指導医が多かった」。筑波大の前野哲博氏は、制度導入時をこう回想する。
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.6》診療科偏在
産婦人科・小児科・外科の医師は増えたのか
小児科は集約化で医師増に成功
2014/ 4/14
臨床研修制度の導入は、地域の医師不足だけでなく、診療科の偏在をも助長したとの批判は多い。実際、日経メディカルOnlineの医師会員を対象に行った調査で「臨床研修制度の導入は失敗だった」と回答した医師(495人)の4割強(214人)が、「診療科偏在が助長された」ことを、その理由の一つに挙げ…
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.5》地域偏在
研修医の都市部集中は緩和されたのか
定員上限の設定で都市から地方へ
2014/ 4/13
臨床研修制度によるマッチングの導入により、研修医の多くは大学病院から市中病院に流れた。その分布の変化は、地域医療に大きな混乱を与えることとなった。
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.4》研修医の処遇
薄給・過重労働は改善されたのか
1年次で年収955万円の研修医も
2014/ 4/12
研修医が臨床研修に専念できるよう、臨床研修制度ではアルバイトを禁止し、労働基準法などの労働関係法令に規定される労働条件に相当する処遇を確保することが定められた。
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.3》臨床研修病院
大学病院は研修の場にふさわしくないのか
“目指す医師像”で研修先を選択
2014/ 4/11
臨床研修制度ではマッチングが導入され、研修医は研修プログラムの内容、研修環境などにより、研修先を選べるようになった。
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.2》研修プログラム
「基本的な診療能力を身に付けた医師」は養成できたのか
弾力化により経験症例数の不足も
2014/ 4/10
厚労省は、「将来進む分野にかかわらず基本的な診療能力を身に付けた医師」を育成することを目標に、初期臨床研修を必修化した。この目標は達成されたのだろうか。
-
特集◎臨床研修制度で医療は前進したか《vol.1》PROLOGUE
検証:臨床研修必修化は成功だったのか
「成功」と「失敗」、評価は真っ二つ
2014/ 4/ 9
2004年の医師臨床研修の必修化から10年が経過した。以前は多くの研修医が大学病院で研修を受け、アルバイトで生計を立てていたが、研修先を自ら選び、給与も保障されるようになった。