2006.05.12

やっぱり地中海食はいい! 地中海食を徹底するとアルツハイマー病が少なくなる

 オリーブ油、ナッツなどからオレイン酸などの不飽和脂肪酸を多くとり、肉や乳製品は控え目で飽和脂肪酸を少なくとる。豆、穀類、魚、そして果実や野菜をたっぷり食べる――。こうした地中海スタイルの食事を徹底している人は、心臓病が少ないことが知られているが、このほどアルツハイマー病の発症も少ないことがわかった。

 調査は米コロンビア大学助教授のニコラス・スカーミーズ博士らの研究グループが行ったもので、「神経科学紀要」(Annals of Neurology)2006年4月号で発表された。

 研究者たちは、ニューヨークのマンハッタンに住む2258人を対象に、健康状態と食事の内容を調べ、認知症にかかっていないことを確認した。

 食事の内容については、地中海食の特徴である、オリーブ油、果物、野菜、豆類、穀物、魚類を多く摂取しているか、アルコール類は少量、肉類と乳製品はほんの少し、という伝統的地中海スタイルのスコア化した表を基準に、地中海食から見てその忠実度を一人ひとりについて調べあげた。そして、調査対象者をもっとも地中海スタイルに近い食事をしている人、もっとも地中海スタイルから離れた食事をとっている人、その中間の3グループに分けた。

 こうして、4年間経過した時点で調べたところ、調査対象者のうち、262人がアルツハイマー病にかかっていた。

 これを、各グループごとに分析したところ、最も地中海スタイルから離れているグループに比べて、もっとも地中海スタイルを守っているグループではアルツハイマー病にかかった人が40%少なかった。

 中間のグループでも、アルツハイマー病にかかった人は、最も地中海食から離れた食事をとっているグループより15%少なかった。(平田明隆、ジャスネット社)

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