2006.04.07

中性脂肪の上昇を抑えるトクホのウーロン茶 サントリーが5月16日に発売

 サントリーは、食後の中性脂肪の上昇を抑える特定保健用食品(トクホ)のウーロン茶「黒烏龍茶」を、5月16日に発売する。有効成分(特定保健用食品の関与成分)は、茶葉の発酵過程で生じるウーロン茶重合ポリフェノールで、1本(350ml)に、通常商品の約2倍量となる70mgを含む。カフェイン量は増やさずに、烏龍茶重合ポリフェノール量だけを増やしたという。価格は160円。

 同社は、食事と一緒に黒烏龍茶を飲んだ場合、食後の中性脂肪の上昇が約20%抑えられることを確認している。ウーロン茶重合ポリフェノールの、食事に含まれる脂肪分の吸収を抑える作用によるもので、便中への脂肪の排出量も増えるという。

 茶飲料のトクホでは、2003年に発売された花王の「ヘルシア緑茶」が大ヒット商品となった。カテキンを高濃度にした同製品では「体脂肪が気になる方へ」という健康強調表示が認められており、体についた体脂肪を落とす働きを訴求ポイントにしている。一方、黒烏龍茶の健康強調表示は、「脂肪の吸収を抑える」というもの。

 既についた脂肪を落とすヘルシア緑茶と、脂肪が体内へ入るのを水際で防ぐ黒烏龍茶。市場はどちらを支持するか。今後のシェア争いが注目される。

 サントリーは、血流の改善効果があるとされる既存商品「フラバン茶」についても、この3月にトクホの取得申請をしている。今後は、健康事業の売り上げを拡大したい考えだ。サプリメントなどを含む健康事業全体で2005年の売上高は260億円だったが、2008年には500億円の売り上げを目標としている。そのうち、健康飲料の売上高は、2005年の30億円から2008年は160億円に伸ばしたい考えだ。(小山千穂、日経ヘルス

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