2006.03.17

長瀬産業、ローズマリーに記憶力向上効果を発見 神経突起の伸張を促す、薬学会で報告

 長瀬産業は、植物のローズマリーの成分の一つカルノシン酸が、神経系の細胞に働きかけ、活性化させる効果があることを確認した。また、マウスにカルノシン酸の豊富なローズマリーエキスを与えることで記憶力が向上したというデータも得たという。これらの研究成果を日本薬学会の年次総会(3月28日〜30日:仙台市)で報告する予定だ。
 
 長瀬産業研究開発センター/ビューティケァ製品事業部では、長年、ローズマリーの含有成分による細胞の防御機構の活性化について調べてきた。その結果、防御システムの根幹となるNrf2という核内転写因子の活性化が重要であることを見出した。

 さらに、ローズマリー成分では、ジテルペノイド構造を持つカルノシン酸で、このNrf2活性化作用が非常に高いことを見出した。

 そこで、あらかじめNrf2活性が低く神経突起が出現しにくい神経細胞に対して、カルノシン酸を加える実験を行った。その結果、カルノシン酸を与えると神経突起の伸張が促されることを確認した。

 動物実験ながら、記憶力向上作用も確かめられた。カルノシン酸を豊富に含むローズマリーを取ったマウスと、ローズマリーを取っていないマウスを比較したところ、記憶力維持能力がカルノシン酸を含むローズマリーを取ったマウスで高くなっていたという。

 同社では、すでに食品や化粧品にローズマリー由来の成分を豊富に配合しているが、「アンチエイジング素材としてのローズマリーの有用性をさらに研究・確立していく」としている。(藤井省吾、日経ヘルス)

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