2006.03.14

A群溶レン菌咽頭炎と咽頭結膜熱が過去10年の最高値を更新、感染症週報第8週分から

 国立感染症研究所の感染症情報センターが3月10日に公表した2006年第8週(2月20日〜2月26日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)は増加して全国平均で2.50に達し、前週に続いて過去10年の全期間の最高値を更新した。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は今年に入ってから、急激な増加が続いており、第8週も増加した。都道府県別では、新潟県(5.6)、山形県(5.5)、鳥取県(5.4)が多い。

 咽頭結膜熱は第5週から4週連続で増加している。第3週以降は過去10年の同時期の最高値を上回っている。都道府県別では島根県(1.13)、岐阜県(0.96)、福井県(0.95)が多い。

 感染性胃腸炎は今年に入って定点あたり報告数8〜10の範囲で横ばいとなっている。本週は微減した。都道府県別では、宮崎県(18.4)、山口県(17.7)、愛媛県(16.8)が多い。

 水痘は第7週には増加したが本週は減少した。都道府県別では、沖縄県(4.8)、宮崎県(4.7)、福岡県(3.6)が多い。

 2006年第8週の全数報告の対象となる感染症については以下の通り(3月2日集計分)。
 1類感染症:報告なし。
 2類感染症:細菌性赤痢7例、パラチフス1例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症5例(うち有症者3例)。
 4類感染症:ブルセラ病1例、レジオネラ症7例、E型肝炎1例、A型肝炎4例。
 5類感染症:アメーバ赤痢6例、ウイルス性肝炎1例(B型)、劇症溶血性レンサ球菌感染症(1例)、後天性免疫不全症候群10例(無症候7例、AIDS3例)、ジアルジア症1例、髄膜炎菌性髄膜炎1例、梅毒8例、急性脳炎2例。

 詳しくは感染症発生動向調査週報第8号まで(PDFファイル)。(中沢真也)

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