2006.02.27

米CDC諮問機関、幼児へのロタウイルス予防接種を勧告

 米国疾病対策センター(CDC)の諮問機関は2月21日、幼児への新しいロタウイルス予防接種の実施を勧告した。生後32週までに3回の接種を行う。米国食品医薬品局(FDA)は2月3日、ロタウイルス・ワクチンとして、RotaTeq(販売元:米Merck社)を承認している。

 RotaTeqは、生後2、4、6カ月目に接種を行う。7万人超の幼児を対象にした治験では、ロタウイルスへの感染を74%、そのうち重症なものについては98%予防する効果が確認された。治験では、原因を問わない胃腸炎による入院についても59%を予防することができたという。

 FDAによると、米国の5歳未満の小児で、ロタウイルスが原因で医師の診察を受ける件数は年間40万件以上、病院の救急室利用は20万件以上、入院は5万5000〜7万件、死亡に至るのは20〜60人という。発展途上国では、ロタウイルスが子供の大きな死因にもなっており、5歳未満でロタウイルスが原因で死亡する数は、年間50万人以上に上るとしている。

 今回の勧告は、今後CDCと米国厚生省(HHS)の承認を得て、正式なCDC勧告になる。詳しくはCDCの プレスリリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)

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