2006.02.17

ガチフロキサシンの副作用で重篤な低血糖や高血糖、製造元が注意書きを強化

 米国食品医薬品局(FDA)は2月16日、ガチフロキサシン(米国での商品名はTequin)について、製造元の米Bristol-Myers Squibb社が、副作用で低血糖や高血糖を生じることがあるとする注意書きを強化することになったと発表した。Tequinが1999年に発売されて以来、重篤な低血糖や高血糖の副作用報告が継続的に上がってきている事態を受けたもの。

 ガチフロキサシンは、肺炎、気管支炎、合併症を伴わない淋病、尿路感染症や腎臓の感染症などの治療に用いられる。Tequinの注意書きには、2002年に低血糖と高血糖に関する記載が加えられたが、今回はその表記を強調するとともに、新たに糖尿病患者に対する使用は禁忌であるとする表記も加えた。さらに投与にあたっては、低血糖や高血糖を引き起こす原因として考えられる、高年齢や腎不全、血糖値に作用する薬の併用などに対する注意を促す記載も加えた。

 FDAによると、これまでに報告されている低血糖や高血糖の副作用症例は、そのほとんどが適切な治療を受けることで回復可能なものだが、死に至った事例も少数例あるという。

 FDAでは引き続き、Tequinの安全性について監視し、その効用がリスクを上回るものであることを見極めるとしている。なお日本で販売されているガチフロキサシンとしては、ガチフロ錠100mg(杏林製薬)などがある。詳しくは、FDAのプレスリリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)


Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 超高層老人ホーム、救命はどうなる? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:171
  2. 50歳女性。左下腿に生じた皮膚潰瘍 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  3. 繰り返す難治性めまいでは「首」を疑え リポート◎現代のライフスタイルで発症しやすい頸性めまい FBシェア数:516
  4. 「25分」のカンファレンス準備時間が「0分」に リポート◎京大病院が進めるICT業務効率化(2) FBシェア数:143
  5. COPD患者が骨粗鬆症を発症しやすい理由 トレンド◎COPDがII期になるとき骨密度が同時に低下 FBシェア数:140
  6. 「こんな自分でも4月から救急医になれますか」 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:0
  7. アルブミンはギラン・バレー症候群の予測因子 JAMA Neurology誌から FBシェア数:130
  8. 「検査で異常がないので、帰していいですよね」 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:159
  9. 透明化迫られる病医院の関連法人、取引実態が閲覧可… 記者リポート FBシェア数:45
  10. 「型」から入れ! 疼痛への病歴聴取が基本の型 石山貴章の「イチロー型医師になろう!」 FBシェア数:124