2006.02.10

お腹の内側の脂肪分解・燃焼を促す18種類の生薬配合 小林製薬が、一般医薬品「ナイシトール85」を3月発売

 小林製薬は、肥満に悩む40〜50代の男性をターゲットに、18種類の生薬エキスを配合した錠剤の一般医薬品「ナイシトール85」を3月16日に全国発売する。カンゾウ、トウキ、シャクヤクほか植物性の生薬から抽出した乾燥エキスなどが原料。この処方は漢方の防風通聖散として知られ、便秘、むくみ、高血圧に伴う肩こりや、のぼせの改善、お腹の内側の脂肪の分解・燃焼を促す作用が期待できる。

 実際に、「ナイシトール85」を同社社員の40〜50代男性4人が1カ月間服用したところ、試験前に比べ、腹部まわりの内側の脂肪面積が約2割減少したことが確認されている。

 防風通聖散の一般医薬品では、カネボウ薬品の「コッコアポ」シリーズがよく知られているが、同シリーズでは便秘の効能をメインに訴求している。一方、小林製薬ではインターネットを使い、昨今注目される病態メタボリックシンドロームが増加中という状況を独自に調査し、「ナイシトール85」では「お腹の内側の脂肪への効果」を訴求していくようだ。

 同社が全国の20〜50代の男女250人に対して行った調査によると、腹囲が85cm以上の内臓脂肪型肥満であると自己申告した人が男性の4割以上を占めた。また、メタボリックシンドロームの診断基準に当てはまると答えた男性は、女性の3%に比べて14%と高かったという。
  
 発売予定品のパッケージでは、防風通聖散の漢方名は成分表記部分にとどめる一方で、原料生薬18種類のイラストと「おなかの内側の脂肪に」という効能が大きく配置されている。これにより、旧来型の漢方薬ではなく、新効能のサプリメントのイメージとなった。
 
 定価は180錠、2940円。1回4錠を1日3回、食前または食間に服用する。3月から薬局、薬店で販売し、初年度4億5000万円の売り上げを目指す。(熊 介子、日経ヘルス

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