2006.01.24

生薬混合物に有害金属の毛髪への排泄促進作用を確認、カネボウが発表

 カネボウは1月23日、漢方のバランス理論に基づいて設計された生薬混合物に、有害金属の毛髪への排泄促進作用があることを確認したと発表した。生薬混合物と生体に必須の微量栄養素を併用することで、排泄作用が増強されることも実証され、さらに、不定愁訴(はっきりと特定できないような体の不調)に対する改善効果も確認されたという。今回の研究成果は、3月28〜30日に仙台で開催される日本薬学会第126年会で発表予定。

 実用試験は、11種類の生薬混合物を含むカプセルと微量栄養素(ビタミン、亜鉛、セレンなど)を含むカプセルを用い、健常成人42人を対象として1カ月間行われた。22人は毎朝に生薬混合物を含むカプセルのみを服用し、20人は毎朝生薬混合物を含むカプセルと毎夕微量栄養素を含むカプセルを服用。服用開始時及び1カ月後に、毛髪中の有害金属濃度を測定し、さらに尿及び血液検査と体調に関するアンケート調査を実施した。

 その結果、生薬混合物のみを服用した場合、服用後の有害金属の排泄量は服用前に比べて、水銀が1.20倍、ヒ素が1.27倍に増加し、一方、生薬混合物と微量栄養素とを併用した場合では、水銀が1.41倍及びヒ素が1.86倍に増加した。

 アンケートの結果から、イライラ感やストレス感などの症状、むくみや肩こりなどの不調感の改善効果が認められ、その効果は生薬混合物と微量栄養素を併用した方が優れていた。また、1カ月服用による尿及び血液検査から、安全性にも問題はなかったという。(星野康)

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