2005.12.06

Immune Targeting Systems社、高度に保存された配列を用いたインフルエンザ、HIV、HCVワクチンを開発

 英Immune Targeting Systems社(ITS社)は、変異が多く存在するインフルエンザウイルス、HIV、C型肝炎ウイルス(HCV)に対して高い作用を持つワクチンの開発に成功、動物実験で効果を確認したことを明らかにした。

 同社の最高経営責任者であるCarlton Brown氏(写真)が明らかにしたもので、資金確保のメドがつけば、18カ月から24カ月で臨床試験入りできるとしている。インフルエンザワクチンはトリインフルエンザにも効果が期待できるという。

 同社のワクチンの特色はバイオインフォマティクスを利用して、数多くの種類のウイルスの遺伝子配列を解析し、高度に保存されている領域を選び出したところにある。しかも、主要組織適合抗原(MHC)の1と2の両方に呈示されるペプチドを含む30アミノ酸から35アミノ酸からなる合成ペプチドを作製した。合成ペプチドの末端には水をはじくワクチンデリバリー用のベクターを結合させた。開発したワクチンを同社はV-peptidesと呼んでおり、溶液中で安定な球状構造もしくは筒状構造をとることをITS社の研究グループは確認しているという。

 開発したV-Peptidesはマウスを使った実験で、CD4陽性T細胞とCD8陽性T細胞の両方をアジュバンドなしで活性化できることを確認している。(横山勇生)

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