2005.11.30

英国のCROが2006年に医薬品の光毒性に関するセミナーを開催

 英国の治験受託機関(CRO)である英Drug Development solutions社は、得意とする医薬品候補化合物の光毒性に関するセミナーを2006年の初夏もしくは9月にわが国で開催する計画だ。同社副社長のDavid Somerville氏(写真)がこのほど明らかにしたものだ。

 光毒性は薬剤の投与によって皮膚や眼に光に対する異常が生じる反応。抗生物質であるCIPROFLOXなどで光毒性があることが明らかになっている。Somerville氏によると、最近人工化合物の使用が拡大するに伴って、光毒性のある化合物が増えつつあるという。Drug Development solutions社は光毒性の権威である元米国食品医薬品局(FDA)のJames Ferguson氏の協力を得て、光毒性の検査の受託を進めてきた。ヒトを使って様々な波長の光で調べるなど詳細な光毒性の検査ができるのは全世界でも同社だけだという。同社の売上高(年間約300万ポンド)の30%が光毒性に関する試験の売り上げになる。光毒性試験以外ではフェーズ1臨床試験が40%、薬剤間相互作用試験、薬剤食品間相互作用試験などが20%、効果を確認する臨床試験の受託が10%となっている。

 Drug Development solutions社は、日本の製薬企業のトップ10のほとんどと取り引きがあり、売上高の30%以上を日本企業からの受託が占めているという。もともとはDundee大学が所有していた有限会社だったが、この秋にマネージメントバイアウトによって独立した企業となり、事業展開を強化している。日本企業との関係強化にも乗り出しており、10月にはある日本企業から12種類の試験を受託したほか、2006年夏に別の日本企業からも受託を受ける予定となっている。売上高に占める日本企業との取り引きの割合も拡大させていく方針で、3年から5年以内に日本に事務所を置くことも検討しているという。(横山勇生)

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