2005.11.18

ファンケル、食べやすい5分づき発芽玄米を発売 発芽過程で独自技術を投入、ギャバの量は維持

 ファンケルは、5分づきの発芽玄米「おいしい発芽米 ふっくら白米仕立て」を発売した。すでに、10月21日より通信販売と直営店舗で販売しており、11月上旬から、食品スーパールートの開拓にも力を入れている。

 発芽玄米は、玄米を水につけて胚芽の部分から0.5mmほど発芽させたもの。精米しないので、白米より栄養価が多く、抗酸化作用が高いフェルラ酸やオリザノール、IP6、脳の血流改善効果や鎮静効果が高いγーアミノ酪酸(ギャバ)といった有効成分が豊富に含まれる。また、玄米と違って普通の炊飯器でも炊ける点も大きな特徴だ。ファンケルは、大手の中ではいち早くこの発芽玄米市場に参入し、販売に力を入れている。

 ただし、白米の味に慣れた人の中には、「茶色っぽい見た目が苦手」「ヌカの匂いが気になる」といった理由で発芽玄米を敬遠する人が依然として多い。ファンケルは、こうした声に応え、従来の発芽玄米のヌカ部分を半分削り(5分づきし)、ヌカくささが少なく、白米に似た見た目や香り、甘さを持つ新しい発芽玄米を開発した。

 ヌカを削ることによって、フェルラ酸やIP6などの有効成分の含有量は減るが、「ギャバの量はまったく減っていない」(ファンケル発芽米事業本部の青砥弘道・商品企画開発部長)。

 これは、ギャバを減らさない新方法を今回の新製品に先立って確立しているため。2004年6月に発芽玄米の発芽方法を変更し、一気に水につけるのでなく、霧吹きをするように少しずつ水を浸透させるようにした。米がひび割れする確率を下げられるのと同時に、水溶性の成分であるギャバが浸透してきた水に溶け、米の中心部分に集められるという。そのため、ヌカを半分削っても、ギャバがまったく減らないというわけだ。

 ちなみに、白米を10とした場合に「白米」「おいしい発芽玄米」「同社従来品」の順で含有成分量の比率を示すと、ギャバが10:100:100、総イノシトールが10:28:60、IP6が10:20:51、総フェルラ酸が10:30:55、オリザノールが10:18:72となる。

 新商品の価格は、従来の発芽玄米からの据え置きで、500gで525円、1kgで995円、4kgで3780円。(蓬莱明子、日経ヘルス

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