2005.11.04

山梨県の日本酒メーカーが酒かす使用のサプリメントを発売

 山梨県の日本酒メーカー、太冠酒造(山梨県甲府市、大澤慶暢社長)が、日本酒の酒かすを原料にしたサプリメント「インサイダーダイエット」「インサイダーアンチエイジング」を10月20日に発売した。酒かすを使った化粧品や入浴剤は多数あるが、サプリメントは全国初。

 酒かすは、日本酒を搾ったあとに残る固形物で、たんぱく質や糖質をはじめ、鉄分や亜鉛、ビタミンB1、B2、カリウムなどのミネラル分が豊富で、体にいい食品として注目されている。「昔から、酒かすが健康にいいことや杜氏の肌がきれいなことは知られているが、酒かすが出回るのは12月〜3月の酒造りのシーズンのみ。これを年間通じて提供できるようにしたいと考えた」(大澤社長)。酒かすをフリーズドライ製法で粉末にしてサプリメントにすることで、それを実現した。この過程で、酒かすに8%程度含まれるアルコールは飛んでいる。

 「インサイダーアンチエイジング」は、90%が酒かす粉末。それに、肌の老化を防ぐ成分のコラーゲン(1袋2gあたり150mg)とビタミンC(同50mg)を添加。「インサイダーダイエット」は、酒かす粉末が95%で、Lカルニチン(同25mg)、桑の葉エキス(同25mg)、サイクロデキストリン(同50mg)を加えている。

 酒かす自体にも特徴がある。酒造りの際に、天然バナジウムを含むミネラルウオーターを仕込み水に使用していることだ。バナジウムは、インスリンの効きを良くして糖尿病を防ぐなど、生活習慣病の予防に役立つとされているミネラル。日本酒を搾った後の酒かすにも、100gあたり2μg残っている。

 実際に飲用した場合の効果については、現在、山梨大学医学部と共同で、データを収集していく予定。価格は2製品とも、1袋2g・32袋で6090円(税込み)。薬局薬店などで小売するほか、通販でも販売する。(中野恵子、日経ヘルス


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