2005.11.02

感染症を対象にした初めてのRNAi医薬品が米国で治験申請

 米Alnylam Pharmaceuticals社は11月1日、RSウイルス感染症患者を対象に同社のRNA干渉(RNAi)医薬品であるALN-RSV01の治験申請を米食品医薬品局(FDA)に行ったと発表した。治験申請が認可されれば、Alnylam社は健康な成人ボランティアを対象にフェーズ1臨床試験を開始する計画だ。臨床試験が開始されれば、新しい核酸医薬品として注目を集めているRNAi医薬品の感染症を対象にした初めての臨床試験となる。また、Alnylam社のRNAi医薬品で臨床入りする初の製品になる。同社は欧州でもフェーズ1臨床試験の準備を進めている。

 RSウイルスは、主に冬季に乳幼児に重篤な細気管支炎、肺炎などの感染症を引き起こす原因となるウイルス。生後1年間に約70%の乳児が感染し、その30%が細気管支炎や肺炎などになるとされている。特に早産児や慢性呼吸器疾患を有する乳幼児で重症化する危険性が高いことが知られている。重症化する可能性が高い患者には抗体医薬品が現在使われている。(横山勇生)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 病室でトコジラミ発見!入院患者をどう守る? リポート◎患者への被害を寸前で防いだ信州大学病院の危機対応 FBシェア数:182
  2. 57歳男性。息切れ 日経メディクイズ●胸部X線 FBシェア数:0
  3. 心筋梗塞を自力で治療し搬送された看護師の話 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:163
  4. 7%の減量で本当に脂肪肝が治るか検証してみた 記者の眼 FBシェア数:126
  5. 大人の自閉スペクトラム症は第二の新型うつ病? 宮岡等の「精神科医のひとりごと」 FBシェア数:156
  6. 新専門医制度、期待と不安の中で8400人が船出 特集◎走り出した新専門医制度《プロローグ》 FBシェア数:27
  7. 糖尿病治療のEvidence-Based Med… 糖尿病治療のエビデンス FBシェア数:51
  8. サブスペシャリティー専門医はどう取るの? 特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-1》 FBシェア数:50
  9. 精神科単科病院を取り巻く差別の可視化 その死に誰が寄り添うか−精神科単科病院にて FBシェア数:53
  10. 患者さんの死で気づいた診療所の役割 うさコメント! FBシェア数:27
医師と医学研究者におすすめの英文校正