2005.10.14

資生堂が国際化粧品技術者連盟の最優秀賞を受賞 「レフ板効果パウダー」でシミ、小ジワを目立たなくする

 顔に当たる光を調整することで肌の凹凸を補正し、シミや小ジワを目立たなくする「レフ板効果パウダー」。この粉体の開発に成功した資生堂の素材薬剤開発センター八木勝彦研究員らのグループが、このほどIFSCC(国際化粧品技術者連盟)の学術集会「IFSCC Conference 2005」で最優秀賞を受賞した。IFSCC Conferenceは国際的に最も権威のある化粧品の研究発表会。同社は過去にも受賞歴があり、今回が8回目の受賞となる。

「レフ板効果パウダー」は複合粉体というタイプで、赤色の干渉光を出すパール剤を硫酸バリウムのかけらが覆う構造。このパウダーを付着させた肌に正面から光が当たると、パール剤が赤みを補い肌色を鮮やかに見せる。顔に対して斜めから光が差し込む場合は、硫酸バリウムが光を拡散反射させて、たるみや小ジワなどの影を出来る限り目立たなくする。

 これにより、このパウダーを配合したファンデーションは、配合していないファンデーションに比べて、顔全体がリフトアップしたように見える。

 同時に若返って見せる効果も持つ。20代〜60代女性の平均的な顔をコンピュータ上で作成し、「レフ板効果パウダー」を配合したファンデーションの効果をシミュレーションした結果、年齢とともに減少するほおの部分の光の面積を補正し、見た目が10歳以上若くなった。

 この新粉体「レフ板効果パウダー」の合成技術の安定化と、商品開発したことが評価されて、資生堂に最優秀賞が授与された。

 資生堂では、2004年8月に「レフ板効果パウダー」配合の「資生堂 リバイタル リフティング パクト」(5色、各税込み5000円)を発売し、今年8月には、より保湿性のいい乳化タイプのファンデーション、「リバイタル リフティングエマルジョン パクト」(5色、各税込み5250円)を発売した。今後も、「レフ板効果パウダー」を化粧品などに、幅広く活用する方針だという。(熊介子、日経ヘルス


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