2005.10.11

持田製薬、薬物動態予測システムを英企業から導入

 ファルマデザインは10月11日、同社が代理店となっている英国Inpharmatica社のin silico ADME(薬物動態)予測システム「Admensa」を持田製薬が導入したと発表した。「Admensa」を導入したのは国内企業では第一製薬に次いで2社目。海外製薬企業では、米Pfizer社、スイスSerono社が既に「Admensa」を導入しているという。

 ファルマデザインによると、医薬品の臨床開発における開発中止要因の約4割がADMEの問題といわれているという。そのため、本来、探索・創薬研究で生理活性が見いだされた全化合物でADME(薬物動態)を実際の実験で調べることは時間的、費用的にも困難で、探索初期段階でのin silico予測による効率化が期待されているという。

 Inpharmatica社は、以前にADME評価技術で定評のあった英国Camitro社を買収していた。そして、同社が培ってきたADME試験のノウハウを吸収した。また、ADMEに関する膨大なデータベースを基に、化合物の腸管吸収、脳内移行性(脳血関門)、溶解度、シトクロムP450による代謝などを評価するシステムの構築に取り組んできた。

 「Admensa」は、豊富な項目と高い精度の予測モデル群があり、構造式だけから化合物の薬物動態を予測し、目的に最も合う医薬品候補化合物を選びだすことができるという。ファルマデザインは、「Admensa」の日本における非独占販売権を持っている。(横山勇生)

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